今回は【基礎検査】の
子宮卵管造影について解説します
!!
この検査は、膣から子宮へカテーテルを挿入して
造影剤を注入し、レントゲンを用いて観察します
【造影剤がどのように卵管へと流れるか】を
知る検査なので、造影剤を注入しながら
何度かレントゲン撮影を行います
検査する時期は
月経直後(排卵前)が望ましいとされています
月経中ですと、血液が逆流してしまったり
排卵後ですと、卵を流してしまう可能性があります
この検査で分かることは
・子宮の形態 (子宮奇形・ポリープや筋腫での変形)
・卵管の通過性 (卵管閉塞・卵管溜水症)
・卵管采周囲の癒着 etc…
正常なものは
左右の卵管の先から腹腔内に造影剤が出ています
=卵管の通過性があるということです
子宮や卵管周辺に異常があると
妊娠できないのは想像できますよね![]()
しかし
卵管の閉塞が片方の場合は
卵巣は右左2つあるので
片方に通過性があれば十分妊娠が可能です
※片方卵管が完全に造影されていなくても
正常の通過性がある場合も少なくありません
検査後に
両方の卵管の通過性のある妊娠率は58%
片方の卵管の通過性のある妊娠率は50%
というデータもあります
子宮卵管造影検査は
痛いという方が多い検査ですが…
現在は造影剤の改良によって
異常な痛みは少ないと言われています![]()
不妊治療の初めに行われる検査であり
痛いと聞いて嫌なイメージがあると思いますが
メリットもあります![]()
この検査後の6ヶ月間は
ゴールデンタイムと言われるほど
妊娠率が上がるとされています![]()
この検査で使用する造影剤には
水溶性と脂溶性がありますが
脂溶性を用いて検査をすると
検査後9週間以内の妊娠率が
水溶性:17%
脂溶性:33%
というデータがあります
脂溶性の造影剤を使用する事で
・卵管が拡張される
・軽度な癒着が改善される
・卵管の絨毛運動が刺激される
・造影剤に含まれる成分で殺菌される
などの可能性が考えられるからです
「少し怖いな」という印象がある
子宮頸管造影検査ですが…
子宮・卵管周辺の異常を知ることができ
メリットもある検査です
次回は【経膣超音波診断】
について解説します



















































