母に、太らせて失敗したと言われた その二 | ちえの『てにをは』 決めた未来に流れ着く。

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心屋塾マスターコース73期卒業しました。
ディズニー、懸賞、日々の気づきの雑記帳

ちえさまです。
めっちゃポロポロこぼれるけど好きな地元のお菓子。

こちらのつづき。


この帰省中、母が長年お付き合いしてきた知人と疎遠になったと聞いていた。

母と知人の会話の内容を第三者がまた別の人へ余計な告げ口をして
こじれた結果らしい。

絶縁する前、
最後の電話で知人が母に
『口は災いのもとだよ』と言ったそうで、
母は自分は悪くないのに、と
納得がいっていない様子。


でもわたしが話を聞いてみたら、
母が知人に言った言葉は
キツいなーと感じていた。


母がわたしのことを失敗と言った真意を確かめたい。

そう決めたけど、
『口は災いのもと。』この言葉が
思い出される。

次にまた母に嫌なことを言われたり、
取り合ってもらえなかったら
嫌な思いしか残らない。


早朝なら静かに話せるだろうか。
迷いながら寝たら、ものすごく早く目覚めてしまった。


食事をして、買い物に行って、
自宅へ戻る荷造りもして、
話を切り出すタイミングが掴めないまま、昼になった。


昼食を食べ終えたらそろそろ実家を出る時間だ。


二人きりで話せる状況ではないが、
もう今しかない。


母に聞いてみた。母曰く。

わたしが子どもの頃。
小児科で「お母さん、お子さんを太らせないように気をつけなさい」と言われていた。
それなのに食べ物を気をつけたり、制限をしたりできなくて申し訳ないと思っている。
とのこと。

そこで姉が
「ちえが可愛かったから制限できなかったんでしょう?」とアシスト。
「そうさ!かわいかったもの」と母。

わたしは涙をこらえきれず、
「お姉ちゃんスポーツできるし
書道もすごいし、
わたしはダメなんだって
ずっとコンプレックスだった。
失敗したと言われると、
わたしが失敗作
お姉ちゃんが成功なのかと
思ってしまうからつらい」

「そういう言い方は嫌だと
母さんに言っても、
取り合って貰えず我慢していた」
と伝えた。


母が
「ちえのことを失敗だなんて、
そんなことは思っていないよ。
二人ともそれぞれの良いところが
あると思っている。
わかった。もうこういうことは
言わないわね。」と目を潤ませながら
わたしの頭を撫でた。


母の愛情を疑ったことはないけど、嫌な言い方はある。


嫌だと思う気持ちを
なかったことにしないで
諦めずに伝えて、
はぐらかさずに受け止めてもらえて良かった。


実家から自宅に戻るセンチメンタルな気持ちも相まって、思い出してはぐすぐす泣きながら、でも暖かい気持ちのままで帰宅した。
サイゼで晩ご飯にしました。

四十も半ばだけど、
親が健在で、
まだ娘で居させてくれてありがたい。



おわり!