いっぺん死んできました | ちえの『てにをは』 決めた未来に流れ着く。

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心屋塾マスターコース73期卒業しました。
ディズニー、懸賞、日々の気づきの雑記帳

軽やかに、思いのままの人生を歩むあなたへ。

つきたてもち肌であなたを虜にする 

ちえさまです。


いっぺん死んで蘇って来ました。

前々から気になっていた、

「いっぺん死んでみるワークショップ」。

今回、入棺体験付きと聞いて

おぉぉぉぉコレは!!と申し込みました。



わたしは卵巣がんの手術、

抗がん剤治療の経験があります。


子どもがまだ小さいのに

がんで死んでしまうのか?と

風呂場で泣いた日もあった。


幸いにも今のところ再発せず、

かなり元気に過ごしています。



闘病していた頃は同じ卵巣がん患者の

闘病記ブログを読んだり、

そのブログが更新されなくなることが

怖くて読むのをやめたりしていた。


通院してた病院の患者会も

あえて参加していませんでした。

繋がりを持つのがこわかった。



前置きが長いけど、

そんなわたしが参加してきましたよ。



会場のお寺はとても現代的で

きれいなところでした。

会場の隅にすでに白い棺がありました。



手術の影響で正座が難しいので

座布団を多めにもらい

ちょっと高めの位置から参加。



自己紹介からもう泣いて泣いて、

ワークでも泣いて、

シェアタイムでも泣いた。


ほぼ泣いてたけど、

その涙の内容が変わってくる。



最初は過去の出来事を思い出した涙、

それが自分が死ぬことで訪れる、

別れが辛いなぁという涙に変わり、

最後は感謝の涙になりました。



死ぬことも悪くないなぁ、って思った。

がんで死ぬのもいいなぁ。

あの時は死ぬわけにいかないと思ったけど。

(苦痛がなければなお良し



シェアタイムでは

わたしが死ぬとき一番最後まで

残したかったものと、

他の参加者さんが残したかったものが

それぞれ違う身体の感覚を司る部分で

シンクロしてました。


みんなそれぞれ大切にしているものが違って、

それが良いなぁ。



終活についてもお話がありました。

初めて手にしたエンディングノート。

わたしはどんな最期を迎えたいか、

自分と家族のために話しておきたいなと思った。



最近うちの子が

「ピンピンコロリで死なれると家族は寂しいから、

一回病気してもらって『そろそろかなぁ』っていう

期間が欲しいよね」って言ってたんです。


『ピンピンコロリ』ではなく

『ピン、しゅん、コロリ』がいいんだって。笑


このワークショップに参加すること、

誰にも言ってなかったのに。

タイムリーすぎるわ。



さて、入棺体験。

和やかな雰囲気の中、自らお棺に入り、

蓋を閉じてもらう(一瞬のことだよ)。

「おかえりなさーい!」と迎えられて

お棺から出てこられるなんて

なかなかできない経験!!


閉所恐怖ぎみなので少し不安だったけれど、

蓋を閉じられた中で目を開けてみたら、

意外と心地よかったのです。


狭いところが落ち着く心理かなぁ。

MRIの天井の近さよりも空間が広くありました。



ワークショップの後、アフターのご飯も

ご一緒させてもらいました。

一回生き返った仲間たち()とだからか、

アフターがとにかく楽しかった。



帰り道、夜の東京タワーを見に行き

道端で他の参加者さんと遭遇して

キャッキャしたり、最後の最後まで

楽しく不思議なご縁を感じるような

ワークショップでした。

えつこちゃん、ゆうこちゃん、

暖かな空間を作り出してくれてありがとう。

ご一緒したみなさま、ありがとう。


いっぺん死んでみたわたしの今後が楽しみです。





おわり!