お酒を飲まない夫が珍しく酔って帰ってきた。
まだ早い時間なのにタクシーに乗るほど。
帰ってきたら、その場に倒れ込み絵に描いたような泥酔スタイル。
取り敢えず水でも飲ませるか、と私は用意してた。
そしたら彼が突然号泣し始めた。

「同期の赤ちゃんが死んじゃったんだ。まだ2ヶ月しか生きてないのに。病気が見つかって、帝王切開で早く産んでから一所懸命生きてたのに。誰も悪いことしてないのに」
「ぼくたちの赤ちゃんは大丈夫かな。僕はこの子に何もしてあげられない。みゅーちゃん、赤ちゃん守ってあげて。お腹の中で大事に守ってあげて。ごめん、僕にはそれが出来ないから」

私も涙が止まらなかった。
私も予定日まであと2ヶ月。

その後も号泣しながら色々話す。
誰かがやらなきゃいけないってわかってるけど、自分が弔電や弔花の手配をしたのが辛かったこと。
状況が色々入ってくるのを聞くのが怖かったこと。
今日は他の同期と飲んでたけど、業務都合上知った情報だから言えずに、その場は楽しい顔で過ごさなきゃいけなかったこと。
一日中この事を1人で抱えてたこと。

仕事と言えばそれまでかもしれないけど、気持ちのある人がこういう仕事を担当するのは心がけてすり減るな…

お2人の悲しみを完全に理解する事は出来ないから、せめて私たちはその子を思って弔ってあげよう。
思い出して辛かったら何度も泣いて、何度も弔おう。
そんな声しか私はかけられなかった…。
本日婚姻届を提出しました。
スピード婚、とても自分らしかったと思う。

沢山の男性と遊んで寝た独身時代。
とても情熱的に追いかけたり追いかけられたり、
相手への気持ちが冷めながらも損得感情で一緒にいたり、
私への気持ちはないと思っていながらもすがる様に一緒にいたり、
ただ純粋に好きな気持ちをぶつけたり、
いろんな種類の恋愛をしたと思う。


最後に私が一生最後にいると決めたのは、婚姻前夜に一緒に泣いてくれる様な人。
「幸せになろう」と泣いてくれる、
「出逢ってから、毎日が楽しい」と泣いてくれる、
「これからの人生を一生ずっと一緒にいたい」と泣いてくれる人。

年末には私達の子供も生まれる。
嫌なことも辛いこともあるだろうけど、それ以上に楽しく愉快な事に溢れる人生である様、2人で歩んでいくつもり。
今日は彼のことを。

休みの前日は朝まで起きていて、私が起きる頃に就寝。
当然夕方まで睡眠。
私と同じ時間に起きても最低でも14時頃までは寝ていて、放っておいたら夕方まで寝ている寝太郎…。

何も休日も朝早く起きろとは言わない。
せめてお昼ご飯を食べる位の時間には起きてほしい。
って事を何度話しても起きられない彼。
きっと「休みの日は起きなくて良い」という考えが根本にあるのだろう。
理想の休日は人それぞれだから、私もあまり強くは言いたくないが…。
価値観の違いなのだろう。

ちなみに彼の通勤手段は徒歩。
めっちゃ近いじゃん…

子供が産まれても期待せずに、自分一人でこなす事にしよう。
期待するからイライラする。
愛情を注ぐだけの人になってもらおう。