戴帽式の後にお茶しに行った時、
一体何を話していたのか?
さあ、思い出してみよう。
可愛いリュウタに先生が間違って
ナースキャップをかぶせようとしていた話や
2年になって始まる本格的な実習への
不安など、いろんな話題が出たが、
その中で一番印象深い話はナン様に関する話だろうか。
「金持ちナン様は、ここで
『庶民はこんなものを食べてるのか』って
視察してるんだ。」
ヽ(゜▽、゜)ノ
「家ではきっと裸にガウン姿で
ソファでくつろぎ、ブランデーを片手に
グラスを回しているんじゃない。」
( ̄ー ̄)
「それでもって『今日のはマズイ!!』とか言って
隣の植木にそれを注いじゃったりね。」
(`Δ´)
等と、ナン様金持ち疑惑から
どんどん妄想を膨らませ、
みんな面白おかしく勝手な想像話に花が咲いた。
そして
「そう言えば初めの頃にやった
シーツ交換の実習の時、
こうやって適当にやったら
『ここはこうじゃない!!』
とナン様に手をパシッって叩かれた。」
というナオ姉の話に思わず
「ナン様ってば、
家の女中と間違えたんじゃない?」
(・ω・)/
想像の中のナン様邸はどんどん豪華になって行く……
それから男性陣に
「どうせならドクター目指せば」
といっていた時のこと、
素直な好青年ナーリーは、
「ボク、小児科のドクターとか憧れますね。」
ヽ(゜▽゜)
おぉ、似合うよ、イメージぴったりだよ。
「えぇ~、小児科キツイよ。
それにナーリーならお母さん達にヤラレそう。」
とナン様。
えっ、ヤラレそう?
( ̄□ ̄;)
やだ、ナン様ったら、何いやらしいことを!?
と皆で顔を見合わせると、
「ちょっと待って、違うよ。
ヤラレるって、口うるさく、
ワーワー突っ込まれそう、ってことだって!!」
ヾ( ̄0 ̄;ノ
いや~~、てっきり違う意味かと、
ね、ナオ姉、アイちゃん。
ウン、ウンと二人同意
(。-人-。)