このお話は「中二病vsストレンジャービル」の続編です。
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？？？「おめーが家出する時、きっちり約束したよなぁ？
テント代と土地代を俺が出す代わりに、シノギを手伝うって。
証文もあるんだぜ？」
カオス「返す、すぐ返すから！
ちょっと待ってよ、虎兄ちゃん！」
彼の名前は「灼きの虎」
ティーンの頃はナイトクラブで夜な夜な踊っていた「ダンスマシーン」。
「美食家」で「ブラザー」。
虎「金の問題じゃねぇ。
盃を交わした兄貴を裏切るってのか」
カオス「盃もなにも、実の兄弟じゃん」
虎の本名は「ニシダケ トラキチ」。
カオスの実兄です。
サングラスを外すと目がつぶら。
虎「このシノギ、おめぇにしかできないと思ってるんだがな」
カオス「どうせ無料食堂とかお菓子のバザーとかのボランティアでしょ。
紛らわしい喋り方やめてよ」
既にお分かりかと思いますが、虎は喋り方がその筋っぽいだけの一般人です。
趣味はパン焼きとお菓子作り。兄弟揃って甘党。
トラ「そんなに紛らわしいか？
実は本家のお嬢にも『普通に喋らないと絶縁』って言い渡されたんだが」
カオス「カオリにキレられたんだ……」
虎「とにかく手伝え。
『手伝わないなら、首に縄つけて引きずってでも連れ帰れ』っておフクロに言われてる。
本家の大姐さんも同じ意見だ」
シゲキチ「本家のばあちゃん味方につけるなんて！母ちゃん卑怯だ！
俺は絶対手伝わないから！」
虎「まあ聞け。
白い粉をたっぷり混ぜ込んだヤツと、キマるとトロンとなって中毒になっちまうヤツをこさえて、店を構えて売りつける」
カオス「『甘いお菓子とパン、ジュースと発酵茶のお店』って言いなよ」
虎「新しいシマ、ウィンデンバーグって言うんだが。
居抜きで一軒買う」
カオス「ウィンデンバーグ！？
（ソフィアさんの住んでるとこだ…）」
ウィンデンバーグと聞いたカオス、突然の手のひら返し。
カオス「やります。やらせてください兄上様」
虎「よっしゃ、決まりだな。二人でテッペン獲るぞ」
カオス（ソフィアさんか買い物に来て「お店手伝ってるの偉いね」って褒めてくれて、商品の受け渡しの時に手が触れて責任とって婚約とかになったらどうしよう。
タルトサで式あげて司会はヨウスケさんに頼んで子供は三人かな）
弟の思考大暴走など知らない虎は、グラニットフォールズへ。
虎「行くぞ」
カオス「頑張る～！」
次回に続く。
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