栗田工房の工房見学をさせていただきました。

栗山工房は

沖縄の伝統的な型染め「紅型」と

京都を代表する染物「京友禅」を

融合させた「和染紅型」の染色工房です。

そして

より特徴のある作品を生み出すために

分業制をとっていることが多い業界の中で

工房内での一貫制作、全行程を手作業で行っているそうです。

作品から感じる深い味わいや温かみは

手仕事によって生み出されていたんですね。

またひとつひとつが手作業なので

まったく同じものは二つとないところも

魅力のひとつです。

工房には

現代的なデザインの作品もあり

こんな不易流行の精神を持ち続けているから

ずっとずっと多くの人に愛さているのだなぁっと…

また

若い職人さんもたくさんいらっしゃってびっくりしました。

・

和染紅型の特徴のひとつは

縫い目で模様が途切れない

京風の絵羽模様。

そして

本紅型は「顔料」で色を付けますが

和染紅型は「染料」を使って染めているので

柔らかな落ち着いた雰囲気がありました。

艶やかさとはんなりさを感じる

京都らしい美しさがあります。

うっとり♡

【工程】

“図案作成”

↓

“型彫り”

すでに美しいです。

↓

“糊置き”

青色の部分が糊。

糊を置いた部分が染まらない箇所。

↓

“地入れ”

染料がにじむのを防ぐ溶液を刷毛で引き

こちらを乾燥させた後に染料を挿していきます。

↓

“彩色”

同じ型紙でも柄の色はひとつひとつ違うそうです。

職人さんの感性が反映されているんですね。

感動しました。

↓

“糊伏せ”

染織した部分を

地色が移らないよう糊で覆います。

伏せ糊のひび割れを防ぐため

糊の上を挽き粉で覆った状態だそうです。

↓

“地染め”

全体の地色を刷毛で引き染めします。

出番待ちでたくさんの刷毛が並んでいました。

↓

“蒸し・水元”

染料を定着させるために生地を蒸した後

水で余分な染料や防染糊を洗い落とします。

・

最後に

作品を見せていただき購入することもできます。

工房見学をした後はさらに作品の魅力が増します。

自分が作ってるわけじゃないけれど

どれも愛おしく思えてきました。

あれもこれも素敵で

散らかし放題…

部分的に色を変えるなど

オリジナルオーダーもできるそうです。

いつか

帯染め体験もしてみたい♡

＊

栗田工房

http://www.kuriyamakoubo.com

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京都｜栗田工房