先日、お茶会や着付け教室をされている着物屋さんに
とてもステキなすりガラスの器を譲っていただきました。
その器でティータイムをしながら
その時聞かせていただいたお話を思い返していました。
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冷抹茶のお供は見た目も涼しげな
鶴屋吉信|irodori “琥珀糖”
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お着物の販売のお話。
着物を買おうと思ってもローンが通らず
買えないお客さまがいるそうで…
その場合
ローンが通らない事実を伝えるのではなく
着物の柄がお客さまにとって大柄過ぎるとか
着物の良くないことを伝えて
お客さま自身にあきらめていただくように
接客するそうです。
それは
買うこと。買ってもらうこと。が目的ではなく
お買い物を楽しんでいただくことが大切だからだそうです。
女性の悩み相談によく似ていますね。
解決することが目的ではなく
聞いてもらうことで
気持ちがスッキリして心が楽になること。
私はついつい目的・結果を重視してしまいがちなので
すぐに問題の解決策を探してしまうけど
その過程のなかで
なにもカタチにならなかったようで
次へ繋がるパワーを生み出しているんだなぁっと…
自分にない価値観に気づき
ハっとしました。
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このつづきで
「分相応」というお話へ。
昔はみんな自分の分をわきまえていた。
自分の幸せを分かっていた。
今はたくさんの情報があり
自分の幸せが何か分かっていないまま
誰かの幸せを模倣して
生きている人がたくさんいる。
ほんとにその通りだと思いました。
「分相応」とは辞書を調べると
「その人の身分や能力にふさわしいこと」とありますが
優劣や上下を決めるのではなく
その人の能力に適した環境で生きる。ということ。
誰かに合わせるのではなく
誰かと比べるのではなく
今の自分を認識し受け止め、
切磋琢磨することで
それぞれに持っている「役割」や「使命」を
自然に全うできるのではないでしょうか。
そんな生き方ができたら
自分もまわりも幸せになれるような気がします。
価値観や能力、カラーの違う人がいっぱいいて
それぞれに自分らしく生きるからこそ
いろどり美しい世界が描けるのかもしれない。
ぼんやりと感じていたことが
スっと胸に入ってきた日でした。
そして
自分らしく生きることの見直しも必要なんだと
今後の課題もいただけました。
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