先日ふとした話から思い出した一冊、初めて読んだ時の衝撃的な面白さから、その後しばらくは、新井素子さんの新刊が出るのが楽しみで片っ端から読ませていただいたことが懐かしいです。


お読みになっていない方のために少しだけあらすじを。

今日から一週間後(5日後だったかも)に地球が滅びると公式発表があり、世界中がパニックになる中で、主人公の女の子はとにかく喧嘩しちゃった恋人に会いに行こうとするのだけれど、電車も何も動いていないので、確か練馬から鎌倉めざして歩き出し、その途中で出会った人たちのことが書かれているお話です。

もう30年以上前に読んだので細かい部分の記憶はないのですが、その状況の中でただひたすら受験勉強を続ける女の子の話と、ユーミンの "あなたのためにチャイニーズスープ" はそういう歌だったのか!と衝撃を受けた話、この二つが今でも忘れられません。

『ひとめあなたに・・・』は、登場人物それぞれに共感できる要素があるため、その狂気が実は他人事ではないと気がつかせられるところに、その面白さがあるのかなと、読後30年以上経つ今あらためてそんなふうに感じます。

言い換えると、常時には見えてこないけれど実は誰の中にも狂気に転じる可能性があり、自分もその例外ではないということです。

SFは「もし」の世界。
「もし」によって現実にあり得るかどうかの枠を外して想像することができますから、逆に現実を客観的に解釈するのに役に立つなと思います。
久しぶりに映画館で映画を観ました。

スカッとしたかったので、アクション映画を選びました。

主人公が途中でいなくなることはないから絶対大丈夫とわかっていても観ているだけで全身の筋肉がこわばる場面が満載でした。


洋画を観る時の楽しみの一つは、字幕の日本語と聞こえてくる英語の表現のギャップです。


今回「なるほど!」と思ったのは、

「考えてる。」

でした。


どう考えても impossible な無理難題に対して仲間から

「どうやって?」

と尋ねられた時の答えです。

さて、元の英語は何でしょう?



「考える」は「think」で、「考えてる」は現在進行形だから、

I’m thinking.

いや、漠然と考えるんじゃなくて「どうやって」を考えるんだから、

I’m thinking how.

もしくは、

I’m thinking about it.

ぐらいまでは候補が浮かんできそうですが、実は「think」は使われてませんでした。




答えは、

I’m working on it.

でした。


「work」を「働く」、「on」を「上に」と覚えているだけで日本語にすると、

「私はそれの上で働いているところです。」

まったくもって「???」ですね。


I’m working on it.

だけど、「work」は「(課題に)取りかかる」、「on」は「くっついて、貼り付いて」という意味で考えると、ニュアンスがつかめますね。


映画の中でこの表現が何度も使われているのですが、場面によって違う日本語に訳されているのを見て、

英語はシンプル。日本語の方が難しい!

ということと、

だからこそ、

翻訳家のお仕事ってたいへんそうだけど面白いだろうなぁ。
ぴったりの日本語を見つけたときの快感はクセになるだろうなぁ。

と思いました。



*写真はwebから拝借しました。


敬愛するキャロリン・グラハム先生が書かれたこのお話は、ウミガメのマリーと少年の友情がテーマの美しいストーリーです。



ある日、浜辺で出会った亀と仲良くなり、マリーと名前をつけます。
しばらくは毎日一緒に楽しく暮らすのですが、お父さんとお母さんが恋しくなったマリーを海に連れて行き、離れ離れになります。
だけど、離れていてもお互いを思う心は繋がっているのです。

そんなストーリーがキャロリン先生のアーティスティックな言葉感覚で紡がれていて、とても心地よいリズムに包まれるお話です。

数年前に撮影した読み聞かせ動画がありましたのでリンクを貼っておきますね。
ちょっと恥ずかしいですが、ご興味があればご覧ください。



さて、キャロリン先生は、皆さんご存知の通りジャズチャンツの創始者でらっしゃいます。

日本語は踏みしめながら歩くような一定のリズムを保ちながらイントネーションによって意味を伝える言語です。

それに対して、英語は強弱のリズムで意味を表すします。

この英語のリズムを掴みながら英語学習ができるのがジャズチャンツです。

毎年秋に来日されるたび、英語指導者の皆さま対象の講座をご一緒させていただいてきました。



たぶん5年かもっと前に、二人で福岡に行ったときの、博多駅新幹線ホームでの自撮り写真。
懐かしい。。。

去年は残念ながら来日が叶わなかったのですが、今年はいらしていただけそうなので、2年ぶりの再会が楽しみです!
今どきは幼稚園は三年保育が当たり前のようですが、私は今で言う「年長さん」の一年だけ幼稚園に通いました。

かれこれ49年前のことになります。

服装からすると秋から冬に移行する頃、記憶の中の場面としても、真夏の暑さでも真冬の寒さでもなく、涼しい風が心地よい季節でした。

園庭に藁か何かを使っておうちをつくり、何人かごとのグループで家族になっておままごとをする「インデアンごっこ」という行事がありました。



10歳まで一人っ子だった私は、兄弟姉妹がいるお友だちが羨ましく、特に「お兄ちゃん」に憧れを抱いていました。

なぜか、お兄ちゃんって、きっと、妹の自分をいつも守ってくれて、とにかく可愛がってくれる存在だと思っていたからだと思います。

なので、インデアンごっこの役割決めのときに、心の中で、

「赤ちゃん役がいいなぁ。」

と思いました。

なのに、、、

同じグループのH君に、

「オマエはお母さん。赤ちゃんはTさん!」

とノミネートされてしまい、

「えー、なんで私がお母さん?たしかにTさんは可愛いし赤ちゃんがぴったりかもしれんけど、私、お母さん嫌やなぁ。」

と思ったときに、

「お母さん役の人は、ヤカンを取りに来てください。」

という先生の声が聞こえて、イヤイヤしぶしぶヤカンを取りに行ったのでした。


幼稚園の行事って、遠足やら運動会やら、他にもいろいろたくさんあったでしょうに、なぜかこの「インデアンごっこ」の、しかもこのシーンだけを鮮明に覚えています。

よほどお母さん役が嫌だったからなんでしょうか。

人間の記憶は、出来事ではなく感情の動きに反応して働くから、楽しかったことや、逆に嫌だったことを鮮明に覚えているのでしょう。


ちなみに、数年前にH君と再会した時にこのことを話したら、

「まったく覚えてない!」

とのことでした。
そりゃそうですよね。笑




宝石の原石は、磨くことによって輝きます。
磨かれて輝く前から、宝石は宝石ということですね。

そして、磨けば磨くほど輝きを増す。



宝石だからといって、絶対に輝かなければいけないわけではないでしょう。

原石のままで生きるという選択肢もあると思います。

だけど、輝きたいと思うなら磨くしかないです。

持って生まれた原石を磨けるのは自分自身だけ。

誰かにお手伝いを頼むことはできても、全部まるごと依頼することはできませんから。



昨晩、嬉しいお知らせを受け取りました。

高校生のスピーチコンテストで全国優勝を目指しているHちゃんが、まずは第一関門の学校代表選抜で一位に選ばれたというお知らせです。

原稿を書くためにたくさんのリサーチをして、本当に自分が何を考え何を伝えたいのか、そしてそれはなぜなのかを掘り下げて作り上げたオリジナルのスピーチは、他の誰にも真似のできない唯一無二のものとなりました。

苦しい苦しい作業でしたが、苦しめば苦しむほど輝きが増しました。 

自分を磨けるのは自分だけ。
周りができるのは励ますことだけ。

コンテストに出場するからには頂点を目指して欲しい。

優勝にどんな価値があるのかは手に入れてみないとわからない。

だけど、必ずそこには頂上に立たないと見えない景色がある。

だから、さらにとことん頑張って欲しい。

コンテストを利用してさらに輝いてください。
You can do it!!!