僕は恋をした 。
とてもいい人に出会えたものである。
容姿性格教養何れをとっても文句なしである。
僕は頑張った。彼女と仲良くなれるよう根気よく話したし、色々褒めたし、頼み事をしてみたした。自分の魅力も沢山だしてみせた。
やれることはやったつもりだった。てもなかなかいい反応はなかった。それでも彼女と目を会わせたら自分のできうる限りの優しい笑顔を向けた。彼女もその内一緒に笑ってくれるようになった。それだけでもうれしかった。
でも僕はもう我慢の限界だった。彼女の事が常に頭を占領し続けるのだ。胸が締め付けられる思いだ。僕はもう諦めることにした。諦める前に一度だけ思いは伝えておこうと思った。多かれ少なかれ彼女のいい思い出になると考えたからだ。興味は無いだろうけど僕は好きだよ。君は素晴らしい。思い出にしといてくれってね。
そしたら、彼女も好きだったとか言い出すんだ。予定が狂っちまった。僕は再び恋の病におかされる。後日二人で出掛けた。いつか別れても最高のクリスマスだったと言えるように短い間だったが沢山準備したんだ。お陰で大方うまく行くことができた。彼女も喜んでくれたみたいだ。そして交際してもらえるようになった。
僕は付き合うとか交際て言葉が嫌いだ。それにはいつかは別れると言うことが暗に含まれているんだもの。いつかっていうのも割と短いスパンで。僕は結婚したいと考えている。あれほどの人はそうそう会えない気がするからだ。でも僕はそんなにできる人間ではない。気が利かないしすぐイライラするしレディーファーストもスムースに出来ない。いつか怒って彼女に精神的物理的暴力を振るいそうな気がして恐いんだ。早急に回避マニュアルを作らなくては。
多くを望んではならない。要求は肥大化する恐れがある。こんな自分を好きになってくれたと言うことに常に感謝し続けて大事に大切にしたい。別れるのが寿命によるものだったら嬉しいな。俺は強くいきる。君の前ではいつも笑顔でいるから。おやすみ