著者: NoData
タイトル: このミステリーがすごい!2005年版


いよいよ、「このミステリーがすごい!」の季節が来た。
最近は、やはり年末の楽しみの一つになっている。今まで手にとらなかった作家を知る機会となっている。
それにしても、この”ランクインをする”海外及び国内の20冊を読むだけでもすごい時間。実際には1年間どれだけのミステリーが発行されているのだろうか。もちろんすべてを読むわけにもいかないので、「このミステリーがすごい!」のような道標をたよりに出来るだけ無駄のないようにするわけだ。
本は、本屋で購入するべきか、図書館で借りるべきか。意見の分かれるところだろう。
私の場合は、最近は買って読むことが増えている。図書館で借りて本が読まずにそのまま返すことも多いし、読む始めても、なかなか先に進めめず、期限内に読み終えないで返却することも多い。というわけで、”購入する”ことになる。が、購入して直ぐ読む本のほうが少ないので、なるべく読みたいときに買って読みたいのだが、その買うタイミング=旬な時期を見極めるのが難しい。
というわけで、やっぱり、「このミステリーがすごい!」見たいな本は、貴重だよねってことにもなる。

今年のラインナップも国内編では、ハードカバーが多いし、いわゆる”本格”ミステリーが多いようだ。ハードカバーなので、文庫化まで待つとすれば、3~5年くらいは待たないといけないだろう。
”本格”ミステリーは、あんまり続けて読むのは、私には良くないようだ。時々読むくらいが新鮮。
でも、法月綸太郎「生首に聞いてみろ」は、読んでみようかなあ。実は、、法月綸太郎は、未読作家の一人なんだ。恥ずかしながら、結構本格派の作家はこういう未読作家が多いんだよね。   
海外編の方は、サラ・ウォーターズ「荊の城」が1位。この本は読みやすいとのコメントもあり、去年の作品に続き、今年もお正月の楽しみとしたい。

今年は、どちらかというと海外編の解説をよく読んでいる。海外ミステリーはとっつきにくいが、はまると面白い。そんな印象もあるが、積読状態になるリスクも多い。日本人作家は、1冊読めば自分との相性は大体わかるので、割と安心して買えるメリットもある。そこらあたりは、微妙なところだろうな。