「ウサギは淋しいと死んでしまうのよ。知ってた?」
「うん、聞いたことある」
「お母さんは今そんなウサギなの。
淋しくて淋しくてたまらない・・・」
去年の長男との会話。
「どうして?
お父さんがいるじゃないか。
お母さんはお父さんさえいればいいって言ってたよね。
俺たちにもしものことがあったらお父さんと悲しみを分かち合えるけど
お父さんがいなくなったら誰とも分かち合えないって」
うん
うん
そう言ってた。
言ってたけど・・・
息子たちが遠くに行ってしまったようで
いいえ・・・
いなくなってしまったようで
急にたまらなく淋しくなった。
結婚してすぐならともかく
数年経ってこんな気持ちになるなんて自分でも思ってもいなかった。
男の子はつまらない・・・
女の子が欲しかったのに・・・
とんでもないことまで言ってみんなを困らせた。
息子たちが結婚してお嫁さんが来て
本当に嬉しかった。
やっと私に娘が出来た!
そう思った。
二人ともとても優しいお嫁さん。
なのに何だろう?
この淋しさは・・・
淋しさを胸に秘め、去年長男の家に行った。
笑いながら息子がひと言。
「何しに来たの?」
いつもだったら
「悪かったね」
と、軽く受け流せるこの言葉が胸にズシンと響いた。
「そんなこと言わないでよ。泣きたくなる」
お嫁さんの手前、面と向かっては言えなくて携帯にメールした。
「冗談に決まってるじゃないか!
お母さんだから言えるのに気を遣って話さんといかんね?」
すぐ返事が届く。
こんなとき、携帯はとっても便利。
冗談ばかり言ってたのに
何もかも本気で受け止めるようになってしまってた。
さりげなくそれなりにひと晩過ごして帰ってきたけど
胸の中に重いしこりが残ってしまった。
数日経ったあと息子からメールが届いた。
「今、○○(お嫁さん)のお母さんが来ています。
一緒に夕食を食べながら○○とお母さんが笑って話しているのを見て
何だか悲しくて泣きそうになったよ。
お母さんはきっと俺ともこういう風に過ごしたかったんだと思う。
こんな些細なことをお母さんは望んでいたのだろうと今、気がついたよ。
ごめん!
お母さんはいつも俺たちが仲良くしているのが一番嬉しい、と言うけど
俺の幸せはお父さんとお母さんが元気でいてくれること、それ以外ありません。
一日も早く元気になって、元のお母さんになれますように!」
夜遅く届いたこのメールを見て
私は泣きじゃくってしまった。
泣いた・・・のではなく本当に泣きじゃくった。
泣いて泣いて、それから生まれて初めて泣き疲れて眠ってしまった。
去年の出来事。
振り返ると何があんなに悲しかったんだろうと不思議に思えるほど
今は落ち着いた気持ちに戻れた。
年末から今年にかけて長男・次男夫婦が帰省し
可愛い孫も加わって賑やかな新年を迎えた。
嵐が過ぎ去り
また元通り主人と二人の静かな暮らし。
長男から電話。
「元気?」
「元気よ。何?」
「いや、急にみんながいなくなって淋しくてお母さんが死んではいないかと思って」
ウサギの話を思い出したのだろうか。
「ごめん。去年は変だったね。
心配かけて悪かったね。ありがとう」
「ホントだよ~。
あんまり心配かけんでよ。
娘でなくて悪かったけど子供は子供なんだから。
何かあったらいつでもいいから言ってよ。
一人で抱えこまんでね」
また涙が出ました。
「うん、聞いたことある」
「お母さんは今そんなウサギなの。
淋しくて淋しくてたまらない・・・」
去年の長男との会話。
「どうして?
お父さんがいるじゃないか。
お母さんはお父さんさえいればいいって言ってたよね。
俺たちにもしものことがあったらお父さんと悲しみを分かち合えるけど
お父さんがいなくなったら誰とも分かち合えないって」
うん
うん
そう言ってた。
言ってたけど・・・
息子たちが遠くに行ってしまったようで
いいえ・・・
いなくなってしまったようで
急にたまらなく淋しくなった。
結婚してすぐならともかく
数年経ってこんな気持ちになるなんて自分でも思ってもいなかった。
男の子はつまらない・・・
女の子が欲しかったのに・・・
とんでもないことまで言ってみんなを困らせた。
息子たちが結婚してお嫁さんが来て
本当に嬉しかった。
やっと私に娘が出来た!
そう思った。
二人ともとても優しいお嫁さん。
なのに何だろう?
この淋しさは・・・
淋しさを胸に秘め、去年長男の家に行った。
笑いながら息子がひと言。
「何しに来たの?」
いつもだったら
「悪かったね」
と、軽く受け流せるこの言葉が胸にズシンと響いた。
「そんなこと言わないでよ。泣きたくなる」
お嫁さんの手前、面と向かっては言えなくて携帯にメールした。
「冗談に決まってるじゃないか!
お母さんだから言えるのに気を遣って話さんといかんね?」
すぐ返事が届く。
こんなとき、携帯はとっても便利。
冗談ばかり言ってたのに
何もかも本気で受け止めるようになってしまってた。
さりげなくそれなりにひと晩過ごして帰ってきたけど
胸の中に重いしこりが残ってしまった。
数日経ったあと息子からメールが届いた。
「今、○○(お嫁さん)のお母さんが来ています。
一緒に夕食を食べながら○○とお母さんが笑って話しているのを見て
何だか悲しくて泣きそうになったよ。
お母さんはきっと俺ともこういう風に過ごしたかったんだと思う。
こんな些細なことをお母さんは望んでいたのだろうと今、気がついたよ。
ごめん!
お母さんはいつも俺たちが仲良くしているのが一番嬉しい、と言うけど
俺の幸せはお父さんとお母さんが元気でいてくれること、それ以外ありません。
一日も早く元気になって、元のお母さんになれますように!」
夜遅く届いたこのメールを見て
私は泣きじゃくってしまった。
泣いた・・・のではなく本当に泣きじゃくった。
泣いて泣いて、それから生まれて初めて泣き疲れて眠ってしまった。
去年の出来事。
振り返ると何があんなに悲しかったんだろうと不思議に思えるほど
今は落ち着いた気持ちに戻れた。
年末から今年にかけて長男・次男夫婦が帰省し
可愛い孫も加わって賑やかな新年を迎えた。
嵐が過ぎ去り
また元通り主人と二人の静かな暮らし。
長男から電話。
「元気?」
「元気よ。何?」
「いや、急にみんながいなくなって淋しくてお母さんが死んではいないかと思って」
ウサギの話を思い出したのだろうか。
「ごめん。去年は変だったね。
心配かけて悪かったね。ありがとう」
「ホントだよ~。
あんまり心配かけんでよ。
娘でなくて悪かったけど子供は子供なんだから。
何かあったらいつでもいいから言ってよ。
一人で抱えこまんでね」
また涙が出ました。