保健所の飼育室は、真っ暗で寒くてそこにいるだけで涙が出そうになった。
管理人は優しさに溢れていて、一刻も早く飼い主が見つかれば、と強く願っていた。此処での管理も本望ではないはず...
手を出してしまったらキリがないことくらいとっくに知っている
わたしが一匹救ったってこの現状はきっと良くならないこともとっくに知っている。
でも目の前に真っ暗な部屋で死を控えるしかない小さな命を見て「無理だ」と思った。
たった一匹かもしれないけど、こうして出会ってしまったらもう無理だと...。色んなことがまた犠牲になるけど、それでも良い。
「一緒に帰ろっか」
その一言だった。
あなたはイケメンのレスター。
へんてこな飼い主と、一生懸命生きようぞ。
無責任な人間たちに殺されたあの子たちのためにも。
2015.10.2