私の海外暮らしは参考にならない理由

私は、とてもラッキーなことにオーストラリアに来てすぐに時給2800円の保育士の仕事を手に入れました。その後、保育士の資格を取り今は時給3200円で週4-5保育園で働いています。

と書くとこのように



どうやってオーストラリアで保育士になったのかという質問が来ます。ただ私は、このような質問に(もちろん返信はしますが)答えるのに少し躊躇してしまいます。なぜなら私の場合、状況が特殊すぎて参考にならないと思うからです。


と言うわけで今日は私の海外生活が参考にならない理由を3つ紹介します。


①週4-5で働ける理由→【就労制限のない特別な学生ビザを持っているから】


私が持っているビザはstudent  TU /500

post graduate research sector というビザです。これは学生ビザでありながら就労制限がありません。なぜ私が、このビザを取れたのかというと夫の支援があったからです。私の夫は研究者でオーストラリアの大学で博士号を取得するために日々研究と論文作成に励んでいます。そんな夫に帯同する形で来たため私もこの就労制限のない学生ビザという特殊なビザを取得できました。


②英語が上手くないのに保育学校に入学出来た方法→【夫が研究者で信頼できるから】


今でこそ現地のオーストラリア人ばかりが通う保育園で働ける私ですが渡豪直後は意思疎通も困難なほど英語が下手でした。正直あの英語レベルで保育学校への入学を申し込んでも断られていたと思います。

しかし夫が私の学校選びに同行するとスムーズに入学が許可されました。恐らくビザの説明の際に夫が研究者であることが分かり、それが出稼ぎの移民ではなくオーストラリアの役に立つ移民なのだと学校側の好印象に繋がった結果、入学許可がスムーズに降りたのだと思います。


③資格がないのに保育園で働けた理由→【学校のコネ】


いくら人手不足と言えど通常、保育資格のない移民は保育園側も雇いたくありません。それなのになぜ保育資格もなく移民かつ英語も上手くなかった私が働けたのかと言うと……学校側のコネが、あったからです。保育園の園長先生と私の保育学校の先生に強いコネクションがあり、その結果働くことを許可してもらいました。


と言うわけで私がオーストラリアで保育士として働いている背景には様々な……通常では、あり得ないラッキーが、あります。それなので私の海外暮らしは参考にならないのです。


しかしオーストラリアでは、これが普通です。移民なのに金持ち、移民なのに、すぐに永住権が取れた、移民なのにオフィスワークをしている羨ましい……この背景には一般の人が調べても出てこない特殊なビザを持っている、実は夫が白人のオーストラリア人、実家が金持ちで億単位の金を出してオーストラリアの不動産を買ってもらった等々……到底、参考にならず真似できない方法を使っている人が、たくさんいます。その理不尽さや

悔しさ、不公平さを飲み込みで自分なりに頑張っていく力が海外では必要になると思います。






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