あと1時間とちょっとで、とうとう20代が終わります。

20歳と言えば、私は

大学2年生で
お惣菜屋さんで働いていて
4年続いた彼氏との2年目で

お惣菜屋さんのバイト仲間とすっごい仲良くて

よくスノボや海やプールやビリヤードに行ってて

バイト仲間の家で飲み明かして

初めて海外旅行をした歳で(イリギス縦断だった)
今でもとても好きな大学教授の授業を受けて

この教授のゼミを取ろうと決意して


あと何してたっけ?


ああそうだ、


成人式があったから髪を伸ばしていて

真っ赤な総絣のいい着物を借りる事が出来て

祖父がいきなり倒れて成功率50%の手術を受けて

母と祖母が付きっ切りになって

夕飯を作ることが必然となって

料理にのめり込んだのがこの頃で

着物を着てどうにか助かった祖父のお見舞いに行って

祖母と母の仲が最悪に悪くなったのもこの頃で

結局付きっ切りになっていた祖母が癌になって

祖父の退院と入れ違いに入院して死んじゃって

決定的に祖父と考え方がすれ違って

いまだにそれは確執となっていて

従兄弟のおじさんが屋根から落ちて首を折って

家の中が本当に真っ暗にしか思えなくて

家にいたくなくてでもいるしかなくて


20歳の終わり頃は明るい思い出があんまりない。


21歳になる頃には大学にも行けなくて(遠かったのと、家の中のゴタゴタで2時間半かけて通う間に色々考える事とかが怖かったり苦痛だったり面倒だったりしたのだ)、パソコンの専門学校にはのめり込んで、ご飯があまり食べられなくなって激痩せして教授にすごく不安がられたりした。

高校のイチバン太かった時から10キロ落ちたから。

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それでも私は10年生きてきました。


祖父は相変わらず元気で

大学は4年で卒業出来なくて

休学してフランス料理店で一年間見習いして

中途半端がイヤになって復学して

1年勉強して卒業して

レコード会社の地方営業所だけど勤めることが出来て

元から好きだった音楽から離れられなくなって

他の事が二の次になって親友と喧嘩しちゃって

なのに1年で部署無くなって

仕事探して東京来て

引越しを機に親友と仲直り出来て


結局それが今の私の生活の土台となってる。

人生なんて不思議なものです。


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すごく先まで見渡せそうなのに、先は霞んで見えなくなってる。

でも道はどこかに続いてる。

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その先に何もないと思っても足をつける大地がある。


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足のつかない海の底にも、ちゃんと海底があるように

そこには必ず大地がある。

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最近知り合えて、とても好きな女性に30歳になる事を伝えました。


「私は30歳以降がとっても面白いので、マヤちゃんもこれからどんどん楽しくなるはずよ!」


とてもステキなプレゼントをいただきました。