アメリカが武力と経済で世界をリードしている以上、この国の政権が世界中(特に日本にとっても)に多大な影響を及ぼすことは言うまでもありません。だから未だ人種差別、白人優越主義がアメリカ社会の骨組みを蝕んでいることに、しばしば空しさと深い悲しみを抱きます。でもアメリカ国内の経済状況が低迷を続ける中、オバマ大統領が2008年に初当選を果たしたどころか、今回二期目も再選されたことは、アメリカ人の意識が大きくシフトしてきた現れで、これはアメリカにとってだけでなく、世界人類にとって喜ばしい大きな前進だと思います。

そもそも人種の坩堝アメリカでオバマが黒人と白人の混血であることが選挙を大きく左右する要因であること自体、何かが歪んでいますよね。当然オバマも欠点と限界を持つ、ただの人間。オバマ政権一期目の国内外政策には問題も多く、期待通りだったとは言えませんでした。オバマ支持派の中でもでも、共和党候補ロムニーと比べ”Lesser of two evils”(二つの悪のうち、まだましな方)だからオバマに投票した人も多かったみたいです。

それでもオバマはブッシュ政権の残骸を引き継いで、世界におけるアメリカの立場を改善させようと出来る限りの努力してきたと私は受け止め、今後もオバマ大統領に期待を寄せます。

オバマばんざーい!