3/23(水)、田中俊之先生×ジェーン・スーさんのトークイベントに行ってきました!
田中俊之先生は、武蔵大学社会学部の先生で、男性学を研究されています。
今回は、先生の著書『男が働かない、いいじゃないか!』の出版を記念してのトークイベントでした。
男性学とは…
「男性学とは、男性が男性であるからこそ抱えてしまう悩みや葛藤に着目する学問です。(中略)男性学の役割は、これまであまり注目されてこなかった男性特有の悩みや葛藤の輪郭を明確にし、解決の糸口を見つけ出すことになります。」
(著書からの引用)
今回の著書は、このような男性学の視点から、働くことに関する男性の葛藤や悩みを解きほぐすことを意図した内容です。
田中先生は、サイトで写真を拝見した時は、スマート、かっこいいという印象でしたが、実際に目の前でお話されてる姿を見ていると、それらに加えて、誠実という印象を一番感じました。
ジェーン・スーさんは、作家、コラムニストさんでパワフルな仕事のできる女性という印象でした。
トークの内容は、お二人が、著書の内容に関連して、働くことに関して男女の違いに着目しながら語るというものでした。
ジェーン・スーさんのラジオ番組に来た相談なども紹介されました。
とても興味深い内容で、「なるほどー!」と思いながら、食い入るように聞き入ってしまいました。
好奇心を掻き立てられ、アドレナリンが出ていたと思います(笑)
この記事では、個人的に特に印象に残ったことを書きます(なので、イベント内容のまとめではなく感想です)
○ジェーン・スーさんの発言「自己肯定力」
「好きなことを仕事にするのはどうか?」という問題に関して、「そもそも好きなことがない、思い付かない人もいる」という話になった時に、
スーさんが「そういう人は、自己肯定力が弱いんだと思う。それで、本当は好きなことや得意なことがあるのに、それに気付いてない可能性がある」ということをおっしゃていました。
田中先生は、著書でも触れられてる「一旦、教員を目指すのを諦めてしまった学生」のことを挙げていました。
私は、スーさんのこの発言を聞いて、「中高時代の自分もそうだ!」と思い当たりました。
中高時代、私は「自分は男として劣等だ」と感じていました。(そう思うようになった経緯については、ここでは省略します)
そこで、勉強とスポーツで成果を出すことで、その劣等感を解消したいと考え、毎日、勉強と運動部の練習に励んでいました。
さらに、「男は、勉強もスポーツも両方できなければいけない!」という強いこだわりを持っていました。
まさに、「男としての無駄なこだわり」でした(笑)
(そういえば、スポーツと男性性の関係については、
勉強は好きだったし、やればやっただけ成果が得られたので特に問題はなかったのですが、スポーツはチームでやるものだし、色々な要素がからんできます。
そのため、部活では思うように成果が得られない時があり、例えばちょっとレギュラーから外されただけで「どうして俺はこうダメなんだ!」と自分に強く当たり、苦しくなることが多々ありました。
そして、運動部のきつい練習を続けていくには、「自分はその種目が好きなのか?」ということが大事な要素になってくると思います。
でも、いくら自分の胸に手を当てて聞いてみても、私は自分がその種目が好きなのかどうかわかりませんでた。
今思えば、あの時は「好きなことをしている時の幸せな感覚」をまだあまり味わったことがなかったのだろうと思います。
今思えば、私は激しい運動をするよりも、本を読んだり何か新しいことを知ったりすることに喜びを感じるタイプです。
でも、その時は自分をよくわかっていなかったし、今より自己肯定力が低かったため、自分の「好き」を大切にすることがわからなかったのだと思います。
なので、スーさんの発言に「なるほど!確かに!」と頷きました。
○質問に対する田中先生の回答
そして、何より一番印象に残ったのは、私の質問に対する田中先生のお返事でした。
トークの後に質問の時間が設けられました。
私の質問は
「近年、男性学は注目を集めていますが、そうなるまでには、色々と大変なことがあったと思います。また、男性がジェンダーの領域を研究されることに関しても苦労があったのではと思います。そういったことを乗り越えるには、何がモチベーションになっていたのですか?」
それに対する田中先生のご回答は、次のようなものでした。
大学3年生で進路を決めるとき、女子は留学とか院に行くとか、わりに自由に進路を選んでいたのに対し、男子はみんな一様に就職すると言った。
みんな、真面目なやつ、不真面目なやつ、音楽をやってるやつなど様々な個性があったのに、一様に「就職する」と言ったことに驚き、「なぜだろう?」と疑問を持った。
確かに色々な苦労があったけど、その疑問を解き明かしたいという想いが強く、モチベーションになった。
細部は違っているかもしれませんが、概ねこういった内容でした。
この回答が私の心に強く響きました。
この不安定で不条理な社会で生きていくことは、とても大変なことだと私は思っています。
でも、「何かを成し遂げたい」という目標を持つことで、何とか前に進んで、生きていくことができるのだと思います。
そして、特に、その「成し遂げたいこと」が「何かを知りたい、解明したい」という内容である人に私は強く共感します。
私が、進撃のハンジさんを好きな理由の一つもそこにあります。
彼女(だと思うw)は、「巨人の謎を解明したい」という強い意志を持つことで、あの過酷な世界を生き抜いています。
そういう意味では、私はエルヴィンの気持ちも少しだけわかります。
話が進撃のことに逸れてしまいました(笑)
話をもとに戻すと…
私は、そんな風に「何かを解明したい!知りたい」という強いモチベーションに基づいて様々な困難を乗り越えることのできる人に強く惹かれます。
また、自分もそうなることができれば、何とかこの不条理で不安定な社会で生きていくことができそうだと感じています。
なので、田中先生の今回のご回答は、とても心に響きました。
思い切って質問してみて良かったなと思いました。
さらに、帰りの電車の中でイベントのことを反芻していて、先生にお聞きしたいことがもう一つ浮かびました。
「先生は、男性学がスポットを浴びる前から研究をされてたわけだけど、「今後この学問が注目を浴びる」という予感や予測のようなものはあったのか?」ということです。
今後、またお会いできる機会があったら、聞いてみたいと思います。
「今日の先生の話面白かったな」と気持ちが高まってしまい、この日はなかなか寝付けませんでした(笑)
場所は、ブックファースト新宿店
田中俊之先生は、武蔵大学社会学部の先生で、男性学を研究されています。
今回は、先生の著書『男が働かない、いいじゃないか!』の出版を記念してのトークイベントでした。
男性学とは…
「男性学とは、男性が男性であるからこそ抱えてしまう悩みや葛藤に着目する学問です。(中略)男性学の役割は、これまであまり注目されてこなかった男性特有の悩みや葛藤の輪郭を明確にし、解決の糸口を見つけ出すことになります。」
(著書からの引用)
今回の著書は、このような男性学の視点から、働くことに関する男性の葛藤や悩みを解きほぐすことを意図した内容です。
田中先生は、サイトで写真を拝見した時は、スマート、かっこいいという印象でしたが、実際に目の前でお話されてる姿を見ていると、それらに加えて、誠実という印象を一番感じました。
ジェーン・スーさんは、作家、コラムニストさんでパワフルな仕事のできる女性という印象でした。
トークの内容は、お二人が、著書の内容に関連して、働くことに関して男女の違いに着目しながら語るというものでした。
ジェーン・スーさんのラジオ番組に来た相談なども紹介されました。
とても興味深い内容で、「なるほどー!」と思いながら、食い入るように聞き入ってしまいました。
好奇心を掻き立てられ、アドレナリンが出ていたと思います(笑)
この記事では、個人的に特に印象に残ったことを書きます(なので、イベント内容のまとめではなく感想です)
○ジェーン・スーさんの発言「自己肯定力」
「好きなことを仕事にするのはどうか?」という問題に関して、「そもそも好きなことがない、思い付かない人もいる」という話になった時に、
スーさんが「そういう人は、自己肯定力が弱いんだと思う。それで、本当は好きなことや得意なことがあるのに、それに気付いてない可能性がある」ということをおっしゃていました。
田中先生は、著書でも触れられてる「一旦、教員を目指すのを諦めてしまった学生」のことを挙げていました。
私は、スーさんのこの発言を聞いて、「中高時代の自分もそうだ!」と思い当たりました。
中高時代、私は「自分は男として劣等だ」と感じていました。(そう思うようになった経緯については、ここでは省略します)
そこで、勉強とスポーツで成果を出すことで、その劣等感を解消したいと考え、毎日、勉強と運動部の練習に励んでいました。
さらに、「男は、勉強もスポーツも両方できなければいけない!」という強いこだわりを持っていました。
まさに、「男としての無駄なこだわり」でした(笑)
(そういえば、スポーツと男性性の関係については、
勉強は好きだったし、やればやっただけ成果が得られたので特に問題はなかったのですが、スポーツはチームでやるものだし、色々な要素がからんできます。
そのため、部活では思うように成果が得られない時があり、例えばちょっとレギュラーから外されただけで「どうして俺はこうダメなんだ!」と自分に強く当たり、苦しくなることが多々ありました。
そして、運動部のきつい練習を続けていくには、「自分はその種目が好きなのか?」ということが大事な要素になってくると思います。
でも、いくら自分の胸に手を当てて聞いてみても、私は自分がその種目が好きなのかどうかわかりませんでた。
今思えば、あの時は「好きなことをしている時の幸せな感覚」をまだあまり味わったことがなかったのだろうと思います。
今思えば、私は激しい運動をするよりも、本を読んだり何か新しいことを知ったりすることに喜びを感じるタイプです。
でも、その時は自分をよくわかっていなかったし、今より自己肯定力が低かったため、自分の「好き」を大切にすることがわからなかったのだと思います。
なので、スーさんの発言に「なるほど!確かに!」と頷きました。
○質問に対する田中先生の回答
そして、何より一番印象に残ったのは、私の質問に対する田中先生のお返事でした。
トークの後に質問の時間が設けられました。
私の質問は
「近年、男性学は注目を集めていますが、そうなるまでには、色々と大変なことがあったと思います。また、男性がジェンダーの領域を研究されることに関しても苦労があったのではと思います。そういったことを乗り越えるには、何がモチベーションになっていたのですか?」
それに対する田中先生のご回答は、次のようなものでした。
大学3年生で進路を決めるとき、女子は留学とか院に行くとか、わりに自由に進路を選んでいたのに対し、男子はみんな一様に就職すると言った。
みんな、真面目なやつ、不真面目なやつ、音楽をやってるやつなど様々な個性があったのに、一様に「就職する」と言ったことに驚き、「なぜだろう?」と疑問を持った。
確かに色々な苦労があったけど、その疑問を解き明かしたいという想いが強く、モチベーションになった。
細部は違っているかもしれませんが、概ねこういった内容でした。
この回答が私の心に強く響きました。
この不安定で不条理な社会で生きていくことは、とても大変なことだと私は思っています。
でも、「何かを成し遂げたい」という目標を持つことで、何とか前に進んで、生きていくことができるのだと思います。
そして、特に、その「成し遂げたいこと」が「何かを知りたい、解明したい」という内容である人に私は強く共感します。
私が、進撃のハンジさんを好きな理由の一つもそこにあります。
彼女(だと思うw)は、「巨人の謎を解明したい」という強い意志を持つことで、あの過酷な世界を生き抜いています。
そういう意味では、私はエルヴィンの気持ちも少しだけわかります。
話が進撃のことに逸れてしまいました(笑)
話をもとに戻すと…
私は、そんな風に「何かを解明したい!知りたい」という強いモチベーションに基づいて様々な困難を乗り越えることのできる人に強く惹かれます。
また、自分もそうなることができれば、何とかこの不条理で不安定な社会で生きていくことができそうだと感じています。
なので、田中先生の今回のご回答は、とても心に響きました。
思い切って質問してみて良かったなと思いました。
さらに、帰りの電車の中でイベントのことを反芻していて、先生にお聞きしたいことがもう一つ浮かびました。
「先生は、男性学がスポットを浴びる前から研究をされてたわけだけど、「今後この学問が注目を浴びる」という予感や予測のようなものはあったのか?」ということです。
今後、またお会いできる機会があったら、聞いてみたいと思います。
「今日の先生の話面白かったな」と気持ちが高まってしまい、この日はなかなか寝付けませんでした(笑)





