絵を聴くブログにようこそ❣️
先日講座、研修会をした時の様子です。
悩みを言ってくれた2歳児担任の先生
『いつも塗りつぶしばかりで気になります』↓
塗りつぶしは絵の泣き顔と言われます。
しかし、たんぽ筆は塗る道具なんです。
気にしないで〜 でも普段の絵もそうらしい
最後は、私が2歳児クラスを持っていた時も
緑の草原になっていました
ここで少し絵の発達のお勉強です
満1歳頃に手でマーカーなどを持って、てんてんを描くようになり、往復線からぐるぐるまるを描くようになります。
障がいがあるなしにかかわらず👇
その時にしていることが、見立てる遊びなのです。本物の赤ちゃんじゃない人形に話しかけてますよね。お母さんになったつもりになっています。
絵の中でも、⭕️や線や点をパンや団子や、お母さんや自分に見立てるようになります。
そこには、ことばが必要なのです。
手の動きだけで、点や線を描いていたのが、ぐるぐるまるを描いてから、『いちご🍓』と言ってパクっと食べる真似をする。これは、まだ言葉は喋れないけど、言葉を理解している1歳児も出来ることです。
つまり、言葉は大人が話ができない赤ちゃんに、喃語にこたえたり、豊かに話しかけたりしたことが、理解できているよ〜と絵でわかるということです。
やがて、子どもは、『よし!いちご🍓を描くぞ』
こう決意して頭の中にイメージします。
それから、手がいちごに見立てた⭕️を描きます。
これが表現の幕開け
の瞬間です📯
2歳児クラスのお絵描きは
とっても大切です
一対一で対話して
絵のお話を聴くだけでなく
一緒に体験したことを
言葉にして伝えて
思いを引き出すことも
出来るからです。
これが
伝える喜びを
育てます
その話をしたので
たんぽ筆あーとをしたその日の夕方に、早速絵を描く時間を作ったそうです。
担任の先生が報告しています。
青いマーカーの絵は
3匹のヤギのがらがらどんのお話が
描かれています。
はじめは『トロルの橋』と言って
下の横線だけを何本も描いて
次に真ん中の⭕️はヤギさんで
最後にトロルを描いて
トロルからビヨーンと手が出たそうです。
ほら‼️
絵は聴くものでしょう!
聴かないとわからないのです。
子どもたちがどんな豊かな発想があって
どんな育ちをしているかを聴くのです。
すぐに実践して
私のようにグイグイと聴いてみたら
楽しいお話が出てきて
塗りつぶしのない絵が描けたと
喜んでくれました。
ラインから
私の方が感動‼️
ちょっと背中を押すことが
できたのかな❓