今年は水瓶座で木星と海王星が重なります。
2009年の大きなアスペクトの一つと言えるでしょう。
今回、この水瓶座木星&海王星の0度について
自分なりにいろいろと考察してみました。
12~13年ごとに起こる木星と海王星の0度は
夢想的・理想主義的な価値観・発想が
社会的なムーブメントへと進展していくアスペクトです。
そのようなムーブメントを通じて
従来の枠を超えたネットワークが生まれる・盛り上がることもあるでしょう。
個人的な話で例えると
「みんなに親切にしましょう」「誰とでも協力し合いましょう」という発想が
新しい人間関係を生み、交流関係の幅を広げそうです。
社会人としては、自分の専門業務や仕事ができるだけでなく
専門外のプロと協働できる人が評価されそうです。
あるいは
プロフェッショナル同士が協働することによって
新しい発想のビジネスが生まれるのかも知れません。
社会的な動きに例えて考えてみると
「何らかの理想や希望・願い・祈りを叶えるため」「何かを救済するため」の
社会的な動き・風潮が生まれるのかも知れません。
また、社会や人民の
「願い」「希望」「祈り」を託されるような存在が
クローズアップするかも知れないなぁと思いました。
前回の
木星&海王星の0度は1997年1/09でした。
山羊座27度台で重なっています。
今年の木星&海王星の0度を考える参考にするために
前回の山羊座木星&海王星の0度を振り返ってみました。
前回の木星&海王星0度は97年年頭というタイミングなので
96~97年にかけての
山羊座木星と海王星の0度っぽい出来事をピックアップします。
96年は菅直人厚相が薬害エイズ事件で血友病患者に直接謝罪しています。
時の厚生大臣が厚生省の責任を認めて
血友病患者に直接謝罪したという点が異例でした。
また、これら一連の出来事を通じて
薬害エイズ事件に対する社会的な関心が高まり、
血友病患者救済への動きも生まれました。
また96年は
当時の巨人監督長嶋茂雄さんが
首位と最大11.5ゲーム差ついている時点で「メークドラマ」と言ったら
本当に奇跡の大逆転優勝を飾った年でもありました。
この「メークドラマ」という言葉は
その後「メークミラクル」「メークレジェンド」という言葉に発展しました。
97年は、渡辺淳一氏の「失楽園」が大ブームになりました。
この「失楽園」ブームって
山羊座木星と海王星の0度みたいだなぁと私は思いました。
世のナイスミドルなオジサマ・オバサマのロマンチックな願望が
社会的なブームになったのですね。
さて
今年の水瓶座木星&海王星の0度はどうなるでしょうか。
2009年は
5/28と7/10(いずれも水瓶座26度台)と
12/21(水瓶座24度台)の、合計3回も0度になります。
ここのところの社会的な風潮などを考え合わせて
「これが水瓶座木星&海王星の0度っぽいかもなぁ・・」と
私が思っていることをピックアップしますね。
まずは
「聖☆おにいさん」の大ヒット。
ブッダとイエス・キリストの聖人(木星&海王星)2人が
立川の安アパートで「下界のバカンス」を楽しむという
コメディーマンガです。
今年の手塚治虫文化賞短編賞を受賞しました。
仕事を一時的にお休みする設定が水瓶座っぽいですし
そもそも
神様を笑えるコメディーマンガに登場させる発想が
とてつもなく独創的です。
もちろん、聖☆おにいさん2人に対する
「愛」と「リスペクト」もたっぷり。
温かい読了感がじんわりと胸に広がっていきます。
まだ未読の方はぜひ!
次に
7/22の皆既日食は日本でも観測できることもあって
結構ブームになるかなぁと思っています。
日本ではお正月に初日の出を拝んだりしますよね。
それと似た感じで
皆既日食時の太陽を眺めたり、手を合わせて拝んだりするのが
社会的に盛り上がるかも??と妄想しています。
さらに、ここ最近では
「ほめられサロン」というネットサービスが
水瓶座木星&海王星の0度っぽいなぁと感じました。
最近話題のネットサービスです。
http://kakula.jp/homeSalon/
自分の名前と性別・職種を書き込み
「ほめられたいですか?」という質問に「はい」とクリックするだけで
大小のハートマークと共に
ありとあらゆる言葉でたっぷりとほめ倒してくれます。
考えてみれば、ここまで誰かからほめられたことって
今までないかも知れません・・・。
照れくさいことこの上ないネットサービスですけれども
思わずにんまりと微笑んでしまいところが良いです。
バックミュージックがありがちな「癒し系」音楽じゃなくて
カラッとポップなビート音なのも、何となく水瓶座っぽいです。
また、木星と海王星の0度は
木星(公の)と海王星(象徴)と読み解くと
皇室を象徴していることもありそう・・と個人的には考えています。
公的な超越的存在とか、公的な敬意の対象と私はとらえています。
くしくも今年2009年は
天皇・皇后両陛下 ご成婚50周年ご即位20周年という節目の年です。
水瓶座で木星と海王星の0度が起こるということは
社会的な枠組みや政治的なイデオロギーを超えた存在としての
「公的な象徴」=皇室というイメージが強調されるのではと考えています。
そのようなイメージを有する存在の皇室に対して
国民の敬意や崇敬の気持ちが高まるのかも知れません。
あとは
「社会起業家」「社会企業家」ブームが
そろそろ本格的に展開・定着しないかなぁと考えています。
社会起業家・社会企業家とは
社会的な問題をビジネスという手法によって解決することで
社会改革を目指す人のことです。
NPOや市民グループとの違いは
自分が志している理想や希望を
企業の事業を通じて追求しているところです。
非営利活動・ボランティア活動ではありません。
これは、山羊座冥王星とも微妙に関係していると考えた方が良い
のかも知れませんね。
以上、ここ最近の水瓶座木星&海王星の0度っぽい出来事について
思いつきを上げてみました。
今回の水瓶座木星&海王星の0度は
今、自分が属している「世界」からちょっと抜け出すことによって
新しいネットワーク・つながりが得られるかも知れません。
世界的な経済危機に見舞われている現在は
どんな立場にいる人も
それぞれの場所で何らかの苦境に見舞われていると言えるのかも知れません。
自分もあなたも、誰かも、そしてあらゆる人が困っている時代には
それぞれの痛み・苦しみを自分と同様に受け止め
「みんなが仲良くできますように」「みんなが幸せになりますように」
「そんな社会が生まれますように」と
互いに助け合いの手を差しのべる動きが生まれるのかも知れません。
また
水瓶座という星座から推測すると
助ける側と助けられる側が対等な立場で手を結び合う
ゆるやかな連帯・つながりが生まれるのではないかと思います。
その時のキーワードはおそらく
「困ったときはお互い様」とか「おかげさまで」や
「協力して助け合おう」というような言葉
になるのかも・・・と考えました。
さらに
ここ最近のシビアな状況では
「希望」「将来のビジョン」を思い描くことがなかなか難しいですが
今回の水瓶座木星と海王星の0度は
「希望」「ビジョン」「願望」「理想」を思い描くときの
「ルール」や「セオリー」が変わることもありそうです。
自分の中の「枠」「世界観」「既成概念」を思い切って崩してみると
そこには新しい形のネットワークや希望が見つかるのかも知れません。
余談ですけれども、今回いろいろと過去の事例を調べてみて
木星&海王星の0度ができた96~97年と今年2009年の両方に
売れている芸能人を見つけました。
安室奈美恵さんです!
96年は安室さんのファッションを真似た「アムラー」が流行語になり
史上最年少記録(当時19歳)で日本レコード大賞を初受賞した年です。
97年は2月にリリースした「CAN YOU CELEBRATE?」がダブルミリオンを突破、
結婚を発表、日本レコード大賞を2年連続受賞、
紅白歌合戦で初の紅組トリを務めた・・という年です。
去年~今年は第二の全盛期というような
大活躍をなさっていますね。
97年の山羊座木星と海王星の0度の時は
このアスペクトは
安室さんの太陽と120度を作っていました。
メジャーなアイドルになったという感じです。
今回の水瓶座木星と海王星の0度は
安室さんの出生時の獅子座金星&土星と180度を作っています。
金星&土星のアスペクトを持っている芸能人は
やはり息の長い活躍をする場合がとても多いなぁと改めて感じました。
・・・何となくまとまりがない、ゆるゆるとした雰囲気で
この水瓶座木星&海王星の0度についていろいろと考察してみました。
このゆるい感じも木星&海王星っぽいですね。
2009年の水瓶座木星&海王星の0度に関する
ヒントの一つになれば幸いです。