4/10~12まで熱海へひとり湯治へ行ってきました。 最終日の昨日、エサレンボディワークとクラニオセイクラルも受けてきました。 湯治旅行の報告は後でするとして この記事はエサレンボディワークとクラニオセイクラルの報告です。 ------------------------- 今回、たまたま熱海で エサレンボディワークとクラニオセイクラルを受けることになりました。 エサレンボディワークもクラニオセイクラルも私は経験が全くありません。 遠い知り合いにセラピストはちらほらいます。 エサレンは、エサレンまで行って習得するロングストロークのマッサージで、 ロミロミに似てるのかな?ぐらいに思っていて、 クラニオは名前を知っているだけで全く分かりませんでした。 エサレンマッサージもクラニオセイクラルも、通な人向けの施術 と何となく思ってました。 サロンは走り湯近く、伊豆山参道脇のご自宅でした。 このあたりの古い日本家屋は、よく見ると造りが豪華です。 天井が高かったり、欄間もちゃんとある。 セラピストの今井さんは「古くて」と謙遜してらしたけれど 民家というよりは別荘として造られた建物だなぁと感じました。 熱海という場所に似つかわしい、ステキなサロンだなと思いました。 この日は 全身エサレンボディワークを90分とお試しクラニオセイクラル50分を お願いしました。 (私はそれほどマッサージ受けた経験がないけれど) セラピストの今井さん、上手だと思いました。 最初に背中をサッと撫でられて、背骨に沿って両脇を軽く揺すられたときに 「この方、上手だわ」と思いました。 エサレンボディワークはボディの構造、筋肉や筋のつながりを把握した上で 凝っているところ、ほぐしたいところに的確にアプローチをしていく 非常に無理・無駄のないマッサージだと思いました。 凝っているところへの圧のかけ方、 凝っているところのほぐし方が絶妙で的確。外さない。 深いところにある凝りを外さずにアプローチしていきます。 いちいち「そこそこ!」「Good Job!」と言いたくなるぐらいでした。 今井さんにそう感想を言うと エサレンボディワークは、腕を曲げるなど体位を変えることで 身体の深いところを表側に浮き上がらせてアプローチするのだそうです。 そういえば、手とか足とかいろいろ曲げたりしました。 ボディワークを受けながら 今井さんがエサレンに行ったときの話を聞きました。 おじいちゃんボティワーカーにエサレンボディワークを受けたときが とにかくすばらしかったそうです。涙が止まらなかったそう。 んー。何となくわかる。たぶん私も泣く。それはかけがえのない経験だ。 そのおじいちゃんに無私の愛で優しくされたような気持ちになったそうです。 うーむ。異性から無私の愛を受け取る。それは得難い経験だ。 男性に無私の愛で愛された経験って、 おじいさんやお父さんなど男性の身内との関わり合いを含めても 実はあまりないかも・・・・と今井さんと話しました。 恋愛は何だか生臭さ過ぎるじゃないですか。自分も。相手も。 おじいちゃんぐらいの年齢の男性に 心のこもったボディワークを受ける場合は こちらもヘンに意識をすることなく心を開きやすいので 異性からの無私の愛を受け取りやすいのかもなぁと思いました。 そして 異性から無私の愛で優しくしてもらった経験があると いろんな男性からのいろんな愛を そのまま受け取りやすくなるでしょうね。 ちなみに エサレンでも若い男性ボディワーカーがいたそうですが 「若い人たちは『ほーら。すごいでしょ?上手でしょ?』 というアピールが強くてイマイチでした。」 「おじいちゃんが一番上手でした」なのだそうです。 なるほど。深い。深~い話だ。 エサレンボディワークで全身ほぐしてもらって 頭の中もトロトロになった頃、 いつの間にかクラニオセイクラルをしてもらっていました。 かかと、仙骨、首、頭などに手を当ててしばらくそのままです。 最初は、エネルギーを入れてくれているのかなぁと思っていたんですが エネルギーが入っている感じとは違いました。 クラニオセイクラルで何が起こっているのか、私なりに感じたことは 私の深いところにある共鳴体・振動体を (これを生命体・本当の自分などと表現してもいいのかも)に触れて ほんのちょっとだけ揺り動かしてみる。 あとは、全てを委ねてそのまま任せる。それだけなのでは、と感じました。 もともと振動している共鳴体を 非常に微細な感じでほんの少しだけ揺り動かしてみると、 新たな刺激を受けた共鳴体は さらに揺れ動きながらも本来あるべき振動へとゆっくりゆっくり戻ってくる。 その過程で 深いところにある不要なものが浮かびあがって流れ去ったり、 逆に統合したりしながら、 その人に内在している共鳴体・振動体が ゆるゆると自然な姿へと立ち戻っていく感じなのだろうと。 私たちという存在はそもそも共鳴体・振動体であるとして 生まれてきて以来、いろんな経験を積んだおかげで その人の振動・共鳴の仕方がちょっとゆがんでいたりするのかもしれません。 クラニオセイクラルは私たちの深いところにある共鳴体・振動体を ほんのちょっと揺り動かしてみているのでは。 なぜ揺り動かしてみるのか、というと 元々揺れ動いているものに微細な動きを加えると、 本来あるべき振動や共鳴に戻ろうとする力が自ずと働くから。 ・・・・という考えで行うメゾッドなのでは??と素人なりに感じました。 また セラピストは、共鳴体にちょっと触れて揺らすことと、 あとはただひたすらその共鳴体がゆるゆると戻っていくプロセスを 何か大きなものにゆだねつつ、共に見守っているだけなのでは、と思いました。 クラニオセイクラルを受けているときは ふわーっと自分が広がっていく感じがしました。 自分の殻がふやけて、中身がゆるゆると伸びていく感じ。 あと、自分のエネルギーがゆるゆると動く感じもしました。 その動き方をあえて言葉にすると「統合」とか「戻っていく」って感じ。 いろんなものがふわんふわんと浮かびあがってきました。 首に手を当ててもらっていたときには 何か言葉にならない声を出したくなりました。 いろんなイメージがふわんふわんと浮かびあがって消えていきました。 言葉ではうまく説明できないです。もう覚えていない。 これらを無理矢理思い出して分析したり、 説明しようとすると嘘っぽいのでやめときます。あまり意味が無いと思う。 よく分からないけれど 深いところにある、いらないものが浮かびあがって消えていきました・・・ で充分だと思います。 クラニオセイクラルは 本人が見て見ぬふりをしてきたもの ひとりで向き合うのがこわくて、他者や世界に投影していたものを ゆるゆると浮かびあがらせるときに 施術を受ける側の抵抗が少ないメゾッドだなぁと思いました。 その人の深いところにゆるゆると降りていって いろんなものを、海の泡のように浮かびあがらせて消していく。 そんなことを今井さんに説明すると クラニオセイクラルは「5グラムタッチ」と言って 5グラムの圧で触れるのだそうです。触れるか触れないかぐらいの圧ですよね。 触れた後は、ひたすら「自分の意識を大きくする」のだそうです。 自分の意識を施術者に近づけないために、自分の意識を拡大するのだそうです。 なんかおもしろい。 クラニオセイクラルの最後の方で、私の右側に「大きな存在」を感じました。 最初は「あぁ、ここにいる御方だなぁ」と思いました。 天使よりももっと大きな存在。 どちらかというと男性っぽかったけれど、男女の別を超えた存在かも。 今、思うと、それは「いつも右側にいる人」なのかもしれません。 自分がふわーっと拡大していって、 「いつもそこにいる大きな存在」に初めて気がついたような そんな心地がしました。 というわけで エサレンボディワークもクラニオセイクラルもおもしろかったよ! 機会があればまた受けたい。 セラピストの今井さんは、チャキチャキ明るい楽しい人でした。 近くの方はお試ししてみても良いかも知れないです。 http://www.johannes-heart.com/index.html