まついなつき先生のブログで 講座の生徒さんからの質問がアップされていました。 まずはこちらをご覧下さい。 確かに、12室や12室土星があらわす象徴イメージは分かりにくいと 思います。一瞬考え込んでしまう質問ですよね。 私は出生図で12室土星を持っているので これまでの自分の体験も含めて、ちょっと考えてみました。 070925rose1 12室はハウスであり、人生上のあるシーンを指し示していますが いわゆる3次元的な環境イメージを先に想像してしまうと 12室イメージが矮小化されてしまう可能性があると私は思います。 私にとって12室とは ------------------ ◎中心も果ても存在せず、限りなく解放に向かう動きが広がり続けている  世界(世界観)があって、 ◎それは見えないけれど、「確かにある」と感じられること ◎それは見えないけれど、「それと自分はつながっている」と感じ取ること ◎それら3つを実感したときに、自分の中でパラダイムの転換が起こること ------------------ を(目に見えるレベル、目に見えないレベル両方)で体験するところです。 この4つを体験できる具体的なシチュエーションは 人それぞれであり、具体例は数限りなくあると思います。 しかし、具体的なシチュエーションがさまざまだとしても ------------------ ◎中心も果ても存在せず、限りなく解放に向かう動きが広がり続けている  世界(世界観)があって、 ◎それは、見えないけれど「確かにある」と感じられること ◎それは、見えないけれど「それと自分はつながっている」と感じ取ること ◎それら3つを実感したときに、自分の中でパラダイムの転換が起こること ------------------ を直接体験するのは 自分の心の中や無意識、あるいは霊性、魂という言葉で表現されるものです。 また、自分の心の中や無意識は 自分が「問いかけてみよう」とそれに意識を向けないと なかなか浮かび上がってきません。 生徒さんが11室のサンプルとして挙げた > 主体       ⇔     対象or環境 >(ユニフォームを着た自分)  (野球場・サークルの仲間) を、12室サンプルに書き換えると 主体(自分の中の無意識に問いかけてみようとした自分) ⇔ 対象or環境(「果てしない広がり」とつながっている霊的な存在としての自分) …なのかなと感じました。 「果てしない広がり」とつながっている自分を感じると 人はいろいろな感情がわき上がると思います。 守られている感覚や安心感、ホッとするような解放感、幸せな気持ち 赤ちゃんに戻ったような気持ち…などを感じるのかも知れません。 12室に土星がある私は、そのことを感じ取ったときに 「何とも言えない恐怖感と、怖がってしまった自分自身にコンプレックス」を 同時に感じました。 それは、プラネタリウムの暗闇で満天の星空を見たときに うっすらと感じる怖さとよく似ています。 私は占星術と関わり始めてから 「果てしない広がり」や「果てしない世界とのつながっている自分」を いろんな形で実感することがあります。 それを「守られている」「見守ってもらっている」と受け取って 喜ぶ人も多いと思います。 もちろん 私も「私は守られている。ひとりじゃない」とうれしく感じます。 しかし、12室土星の私はそういう気持ちの前に 何とも言えない複雑な気持ち、恐怖や困惑、コンプレックスが どうしても伴います。 その体験を、ただ単純に喜ばしいものとして受け取ることが難しいです。 また、そのような内的体験は 自分の心の中や無意識、魂によるものですから 本人にしか分かりません。 誰かと寸分違わず分かち合うことができません。 特定の場所、シチュエーションに行けば 誰もが容易に想像できるものでもありません。 だから 12室土星の人の困惑と恐怖は、端から見ると理由がハッキリせず ネガティブなこだわりに思われるのでしょう。