まついなつき先生のブログで
講座の生徒さんからの質問がアップされていました。
まずはこちらをご覧下さい。
確かに、12室や12室土星があらわす象徴イメージは分かりにくいと
思います。一瞬考え込んでしまう質問ですよね。
私は出生図で12室土星を持っているので
これまでの自分の体験も含めて、ちょっと考えてみました。
12室はハウスであり、人生上のあるシーンを指し示していますが
いわゆる3次元的な環境イメージを先に想像してしまうと
12室イメージが矮小化されてしまう可能性があると私は思います。
私にとって12室とは
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◎中心も果ても存在せず、限りなく解放に向かう動きが広がり続けている
世界(世界観)があって、
◎それは見えないけれど、「確かにある」と感じられること
◎それは見えないけれど、「それと自分はつながっている」と感じ取ること
◎それら3つを実感したときに、自分の中でパラダイムの転換が起こること
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を(目に見えるレベル、目に見えないレベル両方)で体験するところです。
この4つを体験できる具体的なシチュエーションは
人それぞれであり、具体例は数限りなくあると思います。
しかし、具体的なシチュエーションがさまざまだとしても
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◎中心も果ても存在せず、限りなく解放に向かう動きが広がり続けている
世界(世界観)があって、
◎それは、見えないけれど「確かにある」と感じられること
◎それは、見えないけれど「それと自分はつながっている」と感じ取ること
◎それら3つを実感したときに、自分の中でパラダイムの転換が起こること
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を直接体験するのは
自分の心の中や無意識、あるいは霊性、魂という言葉で表現されるものです。
また、自分の心の中や無意識は
自分が「問いかけてみよう」とそれに意識を向けないと
なかなか浮かび上がってきません。
生徒さんが11室のサンプルとして挙げた
> 主体 ⇔ 対象or環境
>(ユニフォームを着た自分) (野球場・サークルの仲間)
を、12室サンプルに書き換えると
主体(自分の中の無意識に問いかけてみようとした自分)
⇔
対象or環境(「果てしない広がり」とつながっている霊的な存在としての自分)
…なのかなと感じました。
「果てしない広がり」とつながっている自分を感じると
人はいろいろな感情がわき上がると思います。
守られている感覚や安心感、ホッとするような解放感、幸せな気持ち
赤ちゃんに戻ったような気持ち…などを感じるのかも知れません。
12室に土星がある私は、そのことを感じ取ったときに
「何とも言えない恐怖感と、怖がってしまった自分自身にコンプレックス」を
同時に感じました。
それは、プラネタリウムの暗闇で満天の星空を見たときに
うっすらと感じる怖さとよく似ています。
私は占星術と関わり始めてから
「果てしない広がり」や「果てしない世界とのつながっている自分」を
いろんな形で実感することがあります。
それを「守られている」「見守ってもらっている」と受け取って
喜ぶ人も多いと思います。
もちろん
私も「私は守られている。ひとりじゃない」とうれしく感じます。
しかし、12室土星の私はそういう気持ちの前に
何とも言えない複雑な気持ち、恐怖や困惑、コンプレックスが
どうしても伴います。
その体験を、ただ単純に喜ばしいものとして受け取ることが難しいです。
また、そのような内的体験は
自分の心の中や無意識、魂によるものですから
本人にしか分かりません。
誰かと寸分違わず分かち合うことができません。
特定の場所、シチュエーションに行けば
誰もが容易に想像できるものでもありません。
だから
12室土星の人の困惑と恐怖は、端から見ると理由がハッキリせず
ネガティブなこだわりに思われるのでしょう。