チェコ・プラハにて現在開催中の国際天文学連合(IAU)の総会で 新しい惑星の定義が提案されました。 24日の全体会議でこの新定義が決議されると 太陽系の惑星が、今までの9個から3つ増えて12個になるかも知れません! IAU総会で提案された惑星の新定義とは 「形が球状のもの」 「太陽のような恒星を周回している天体で、恒星や衛星ではない」 …などです。 この新定義が承認された場合 太陽系惑星に加わるであろうと予想される天体は 「セレス」「カロン」と「2003UB313」 の3つと考えられています。 占星術の観点から考えると これまでの10天体 「月、水星、金星、太陽、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星」に 「セレス」と「2003UB313」が加わる形になりそうです。 「2003UB313」 は 昨夏に米観測チームが冥王星よりも大きいと発表した天体です。 この総会で「2003UB313」の正式名称が発表されるかどうかも 注目されています。 とにかく占星術に関心のある方にとっては大ニュースです! ホロスコープを読むときにポイントとなる天体が 10個から12個に増え、将来的にはそれ以上になるかも知れないのです。 占星術研究の余地がますます広がりそうです。 とりあえず自分のネイタルチャートのセレスがどこにあるか確認しました。 N月と(オーブ広めの)0度、N太陽やN木星とそれぞれ60度でした。 ものすごく得した気分です! ちなみに 定義が採択されると言われている24日のセレスは 逆行中ですが水瓶座の17度台です。 水瓶座の海王星と0度、獅子座土星とは180度です。 つまり 今夏の大きなアスペクト水瓶座海王星と獅子座土星の180度に重なっています。 セレスは今まで「慈しみ」「育てる」を意味する小惑星とされてきました。 今年の夏のセレスは いきなり注目度が赤丸急上昇、良い機会だから新しく定義づけしますか… といった感じなのかも知れません。 水瓶座17度台のサビアンシンボルは「仮面をはがされた男」。 これまでの仮面をはがして、どんな新しい意味づけを見せてくれるのでしょうか。 ちなみに 24日は乙女座で新月が起こる日でもあります。 セレスはローマ神話の豊穣の女神セレスにちなんで命名されました。 女神セレスはギリシア神話の女神デメテルに対応していると言われています。 そして、この女神デメテルは数ある乙女座の由来説のひとつでもあります。 さらに 24日の新月は乙女座0度台で起こります。 サビアンシンボルは「男の顔」。 「見えたものにだけ着目する」「外観をまじまじと注目する」 という意味です。 今回提案される惑星の新定義が「形が球状」と 天体の形に注目したことが分かって 私は「そのままやん」とひとりで感心していまいました。 最後の方のお話は、ちょっと後講釈のような気もしますので 占星術トリビアと受け取ってくださいね。 とにかく 惑星の定義がどのように採択されるのか 「2003UB313」の正式名称が発表されるか この2点に要注目です。 このニュースを詳しく知りたい方はここをご覧下さい。 芳垣先生の掲示板にも、先生の解説や見解が載っています。 参考になさってください。