バレーボール部に入って
人に気を使う生活が当たり前になりました。
1キロも余裕で走れるようになったし
ハードなメニューもついていけるようになりました。
ただ、わたしの中にいつもあったのは
わたしはみんなと違うってこと。
いまここにいるのはなんとかしがみついているだけで
ほんとはわたしのいるべき場所ではないってこと。
そこに気づかないように必死でした。
でもいえにかえって
妹が入院していていなかったり
お金のことでもめてたり
義父と母親が離婚の話してたり
わたしがおもうふつうの高校生活って
こんなんじゃないというか
こんなわたしがふつうの高校生活を送ってはいけないんじゃないかって
そうおもうことがふえて
みんなと過ごすことがつらくなりました。
みんな、お父さんお母さんいて
みんなのこと支えてくれていて
安心してバレーボールに集中できる環境を整えてくれる。
義務教育ではない高校で部活ができるって
こういうこだとおもう。
わたしみたいにいきるだけでも必死みたいな人間は
なんか違う世界だってそうおもったのです。
高1の秋、10月に入ったくらいでした。
わたしは部活をやめました。
そして、ふつうになることもやめました。
