男性の願望を叶える為だけに、密やかに育てられる玩具と呼ばれる少女。
教養やモラルなんてない最高に具合のいい玩具にする為に。
余計な知能などなければ無いほど良いから、必要最低限の知識は遮断されて肉欲漬けにされる。
どこにそんなエロ漫画みたいな世界があるんだって?
あるんだなこれが。
世界中にたくさん似たような目にあっている子供たちは居るけれど、残念ながら生き残ってしまって生き延びてしまった一人が私だ。
胸糞悪くなった?
ごめんね。
でもね、こういう胸糞悪い事実は今も脈々と続いている事を知って欲しい。
知ってもらう事で、誰かの目に留まる事で、誰かが助けの手を差し出してくれることで、いつかどこかで苦しんでいる子供たちの解放の日が近付けばいいなと願ってやまない。
私は決して頭は良くないけれど、脳のどこかに存在する「自己防衛本能」の性能?はピカイチ優秀な部類だったと思う。
どんな酷い状況下でも生き延びるすべを私の代わりに考えて、イマジナリーフレンド(脳内で生み出された架空の友達)として姿を現して教えてくれたり、私の知らない知識を授けてくれるありがたい存在だったから。
「痛み」や「苦しみ」「恐怖」の一切を遮断する「おまじない」を教えてくれたり。
恐らくね、感覚を遮断する自己暗示か何かを自ら編み出してたんだとも思うけれどね。
痛くないし、怖くない。何をされても平気になる球体のシェルターに入るイメージ。
それから感情の抑制と制御。
泣き叫ぶような真似をすると、酷い扱いを受けるから、大人の喜ぶようなことを無い頭を振り絞って考えた。
上手く出来たら褒めてもらえるから。
私は比較的優秀な玩具少女だったんじゃないかな。
ただね、よく全然知らない男の人も、私に「そういう事」をしようとしたり、求められたりしてきたのがとっても嫌だったなぁ。
ごはんを食べさせてもらえる訳でもないし、生命の保証をしてくれないでしょ?
でも嫌がったらいけないという思いから、いつでも従順に振る舞うようにした。
必要なら悦んでいるふりもしたよ。
自分の命を守るための行動だったんだけどね。
あの時余計な事考えずに、子供らしく、壊されておけばよかったのかもね。
糞みたいな処世術を幼い頃に身につけたせいで、玩具少女はいつのまにか大人になった。
みじめだね。