山月記の語句の意味ー
博学…ひろく学問に通じてる
補せられる…官吏に職務の担当を命じられる
恃む…あてにする
自ら恃むところ厚い…自分に自信を持つ
賤吏…下級官吏
甘んずる…与えられたものを仕方ないと思って受ける
潔しとしない…自分の良心や誇りから受け入れにくい
いくばくもなく…まもなく
下吏…下級官吏
帰臥…官職を辞して故郷に帰り静かに暮らすこと
俗悪…いやしく劣悪なこと
屈する…服従すること
文名…詩文に巧みであるとの名声
ようやく…だんだん
焦燥にかられる…いらだち焦らせる
骨秀で…骨がみきん出ている
いたずらに…無駄に
豊頬…肉付きのよいふっくらした頬
節を屈して…信念を曲げる
職を奉ずる…職をつとめる
詩業…詩人としての業績
鈍物…才知の鈍い者
歯牙にもかけない…無視する
下命を拝す…下された命令を慎んで受ける
往年…過ぎ去った年
自尊心…自分の尊厳を主張して他人の干渉を受けないで品位を保とうとする心理
想像に難くない…想像することが難しくない
勅命…皇帝の命令
奉ずる…承る
白昼…真昼
驚懼…おどろきおそれること
第…官吏の雇用試験
登る…合格する
温和…性質が穏やかなこと
しのび泣き…声を立てずに泣くこと
いかにも…まさにそのとおり
久闊…ひさしくあわないこと
叙する…官を授ける
おめおめ…恥ずべき立場を意気地なくうけいれたり、不名誉にも平気でいたりするさま
畏怖…畏れおののく、おそれること
嫌厭…しつこくていやになる
覚えず…知らず知らずに
茫然…呆気にとられるさま
懼れる…おどおど、びくびく
恐れる…相手の力におされて心が弱くなる
所行…しわざ、行い
人語…人間の言葉
憤ろしい…嘆かわしいし腹立たしい
礎…家屋の柱の土台
叢中…草むらのなか
元来…もともとはじめから
もとより…はじめから
遺稿…発表されないまま死後に遺された原稿
伝録…後代に伝えるために記録にとどめること
巧拙…巧みなこととまずいこと
産を破る…財産を失う
朗々…声などが高く透き通るさま
格調…詩歌の体裁や調子
意趣…心の向かうところ、考え
非凡…平凡でないこと
感嘆…感心して褒めること
あさましい…なさけない、みじめ
風流…雅やかなこと
人士…教育や地位のある人
笑う…口を大きくあけて喜びの声をあげる
わらう…嘲笑う
笑い種…笑う材料、きっかけ