バンダイNewトヨペットクラウンデラックスの中でも入手難易度がかなり高い「箱付きの黒」を入手しました。(正確な入手は2021年7月26日ですが、当時の記事が余りにも腑抜けた記事でこの度書き直し)

 今回の入手は自分でも想像してはいませんでした。何せ私がネットを始めた2007年以降これを入れて4~5台黒は見ましたが、もしかしたら見落としがある可能性はありますが、箱付きとなると今回の物が初めてだと思います。最低でもネットになれた2009年以降では箱付きはこれ以外ない筈です。部品と同時にこの頃から本格的にミニカー収集を再開しています。

 

 実はコレ、ポルシェさんからの情報で、まさに私が欲しがるタイプ「ド・ストライク!」な物でした。ソコソコの年代を感じる痕跡があり、未再生で欠品や目に見えた損傷がない箱付きを求めています。それこそ超ミント状態は基本求めていません。アメブロに移行した頃ポルシェさんの記事を見て一番目に留まったのが黒いRS41。「これは欲しい!」でした。それこそヤフオク画像を見た時はポルシェさんの黒に近い感じで俄然落札に力を注ぎました。

 

 と同時にマニア界では黒、パトカー、タクシーは人気が凄く今回改めて怖さを実感しました。落札価格はご想像にお任せしますが、決して安くはなかったとだけは書きます。「この価格以上は出したくない」で設定し蓋を開けたらあと僅かでも相手が入札すれば落札できなかったのですから。やはり箱付きの黒は恐ろしい価格になります。

 

 サイドから、幻、レアカラーの黒です。

 ミニカー収集の初期の時期、川端企画を落札しようとしてこれでもか!と入札したら第3位になる程凄い高額化し、その後のファインモデルでも火傷を負いながらも落札出来ましたが「黒は怖い!手を出すべきでない。」としてきました。クラウンに限らず他のプリンスグロリア、セドリックも黒は恐ろしい価格に全てなります。この頃マイルールで「実車の黒があるから、ミニカーの黒は原則手を出さない」と決めました。そんな中での入手なので喜びはひとしおでした。尚当初の予定は「黒を除いて全色集める」でしたが、想定外の事になり(パトカーのみ未だ未入手)大変驚いています。

 後にも書きますが、黒の個体に暗紅の箱は自分の中では非オリジナルなのでここは喜べませんでした。オレンジの箱でない駄目だと思うのです。これまで見た箱付きの多くは黒と白/黒、白/紅を始めアンテナ付きの販売時期は多くがオレンジ。アンテナなしから暗紅だったためです。然し向こう数年いや10年以上箱付きはどう頑張っても出てこない。恐らく初めての箱付き商品ですから、この時は妥協しました。(同時期出品の本来オレンジ箱の個体も暗紅でした。これは後程)

 参考その1で、昭和36年7月発売のコロナPT20を例に。これオレンジですよね?昭和38年の初めまではコロナに限らず私が見たバンダイの赤箱シリーズは皆オレンジだったのです。

 参考その2が、オレンジの前。下は赤箱ですが、表箱はモノクロ。これが昭和35年のある時期から36年の初めまで。それ以前が表箱がカラー印刷で当時としてはエラくコストを掛けています。

 ブリキは基本バンダイだけ見て来たのでそういう遍歴だとインプットしました。なのでRS41の時代は箱の変化があった時代だろうと考え、アンテナ付きはコストがかかるので前期だろうとの見立てです。

 だからアレレ?おかしいと当時は素直に喜べなかったのが正直な気持ちでした。

ポルシェさんの黒と比較。初めてブログを見た時、「これは美しい!時代が付いた美しさだ!オレンジの箱も付いている様なのでこれを譲って貰えない物か?」と本気で思った程です。(のちに実は箱なしと知ります) 

5台あるうち茶色の個体は暗紅、黒と白/黒がオレンジの箱だろうと解釈しました。

どうも後の話では違うみたいでした。(もし差支えがないならば、質問です。クラウンに限らず箱と本体は別に保管していますか?私はウサギとピンク怪獣対策でそれが出来ず、彼等の目に付かない様に(目に付かない様にしてくれ!とウサギが)一緒保管で押し入れの奥に入れています)

リヤの比較。特にリヤの状態を比較すると、私の個体が塗装は良い状態ですが、鍍金は前後比べても明らかにポルシェさんの黒の方が美しい。

黒のあかばこシリーズはツートン(白/紅、白/黒)と同じラジオアンテナが付き、前後グリルは金色鍍金になっております。(但しこの3色以外のアンテナ付きもあって、後年?のアンテナなしと同じ色で出ている物が存在し、同時に金メッキグリルも存在しており、フリクションモデルだけでも、トンデモナイ種類が存在する可能性が否定できない。マトモに涙目RS41のバンダイだけと限定しても、全て集めると破綻する可能性がある。これも一般的な物だけで止めないとヤバイ!)

 リヤより。バンパーは前を含めて悪いとは思えなく、状態は良いでしょう。リヤガーニッシュは写真ではかなり良く見えるがフロント同様くすみがあります。特にフロントの鍍金状態が良くないです。

 内装も黒はこの色、ツートンカラーと同じ物を採用しています。

 でもホント、良く出来ています。

 サイドモールは出品写真で見るよりは悪くはないと思います。ここ実物の方が綺麗です。

 ホイールキャップも並だと思います。この状態好きです。

 CROWNDELUXEのエンブレムは並かな?悪い部類ではないです。

 屋根にはバンダイベビーが貼られていました。ここに第一回日本GPのステッカーが貼られた個体もあります。そのステッカーが付いた鶯色が希望でしたが、今はこれから書く理由で不要となりました。次から腑抜けた記事になった理由を書いて行きます。

屋根にはバンダイベビーが貼られていました。ここに第一回日本GPのステッカーが貼られた個体もあります。そのステッカーが付いた鶯色が希望でしたが、今はこれから書く理由で不要となりました。次から腑抜けた記事になった理由を書いて行きます。

 参考画像。屋根の上にこんなステッカーがあります。これがどうしても欲しいのです。それを鶯色にもとめました。事実出品の中では一番多い色なので絶対あると待ち望みました。でも今は出ても要らない。余程安ければ別だけどね(笑)

 程度が良さそうですが実は右のタイヤの部分を見るとフレームが曲がっているのか?どうもタイヤが地面に付けない感じでした。それでも8万円程・・・・怖いですね!箱なしでもこれですから。

 その前に白/黒の写真転用でない証拠として。ステッカー状態も違いがあります。

 腑抜け記事になった原因の一つ本来マイナスねじの所がプラスねじだった。更にラジオアンテナが完全に上に上がりきらない、弾み車が固くて動きが悪いがありました。箱の色の件も含めてテンションが上がらなかった事が腑抜け記事を作る事になりました。それを救ったのが鶯色のRS41だった訳です

 本来は第1回日本GPレースステッカーは貼られた箱付き鶯色RS41が出るまで待ち続ける予定でしたが、この箱に入った10段階評価で云えば6~7程度の個体が手に入り、今はその考えは消えまして、これを使って理想のバンダイ黒を鶯色クラウンRS41を使って作ればいいになりまして、コレクションではありますがドナーとなった訳です。この車からはマイナスねじと箱を移植しました。

 なのでピンクちゃんのこの行動は恐ろしかったのです。運悪く宅配が来た時、ピンクちゃんが炎を上げて活動中で見付かってしまいました。

 はずみ車とアンテナは、この鶯を手に入れた辺りに、運よく「おもちゃの病院」が東根市の学び舎テラスに出張診療で来てくれた時、修理が出来ました。ねじは残念ながらどの修理担当者も持ち合わせがないので、鶯色のRS41に白羽の矢が刺さった訳です。(鶯色もややフリクションが固いです)

 はずみ車の動きが悪い原因は固着でした。長年動かしていない事による固着でOHして注油し治りました。アンテナは柱の一部がささくれて動きが悪いと判明。軽く磨きました。

 アンテナ付き時代のコストは、アンテナ無しの頃と比べ掛っており、他にも水色枠の別フリクションも付きます。なので金メッキ、アンテナ付きのオレンジ箱時代がコストが最も掛った時代だとみていいでしょう。

 この3台は皆一度は店舗から家庭に流れた個体です。黒は劣化具合から長年大人のショールームに箱なしで棚に展示してあったものを初代オーナーの家族が家屋の解体とかオーナー死亡等で処分した物が市中に流れた物と思います。バンパーを中心に比較します。

 フロント周り。黒のバンパーは水平です。以前デッドストックのコロシアムベージメタリック(茶色)と比較すると、モロに茶色のバンパーが曲がっていた事が判明。恐らくはこの黒最初期の昭和37年12月~38年の初めの作品でしょう。

 参考:超ミントのコロシアムベージメタリック(茶)特に黒を手に入れてからバンパーの曲がりが気になりました。コレクションの中でも一番状態が悪い。ところがこういう個体当時沢山あったみたいで、多分昭和40年頃の製造だろうとみています。(後期型の質は落ちるの理論)

バンダイクラウンRS41 | 髙村円淨のブログ (ameblo.jp)

 詳しくはコチラを。初め私の撮影技術が低くてバンパーが曲がって見えるのか?でしたが、数を集めるとどうやら年数が経つにつれてプレスが甘くなるのか?作りが甘くなるのか?等が原因でこういう現象が起きると判断。ここ迄曲がったバンパーは私の中ではこれだけなので、程度が悪いとしました。これを手作りのいい味と表現する人もいますが、初期製品にはない現象です。

 最初期と思われる白/黒との比較。どちらもバンパーは真っ直ぐであるが、黒の方が近くから見る程「アホ面ではなく、キリッとしている作り」です。白/黒も作りは良く鶯も悪くはないが鶯についてはワインと同様昭和39年製造かな?同時に白/紅は迷う所だがこれは昭和39年製造の疑いが強い(39年でも初めの方?)

CROWNDELUXE | 髙村円淨のブログ (ameblo.jp)

 これにあり。

 後ろは白/黒が出来が悪い感じ。

 こちら側はおかしくない。なので、恐らくは黒も昭和37年12月~38年の初め頃の製品でしょう。

 初めに書いていますが今回大いに迷ったのが箱。白/黒ツートンはオレンジ、他は暗紅が私が見た中では殆ど。ところが・・・同時期に入札があったコレ198000円でボデーはミントですが箱が暗紅色。なのでこれはおかしいと疑念をもちました。又ポルシェさんに当時ブログにコメントした時オレンジと暗紅色の違いを質問しましたが、明確に製造時期含めて判れておらず「これだからこう」の分かれ方はないとの話でしたが、ひとまずは逃したら次はない事は判っていますので思い切りました。

 オレンジ箱だと思う物でもこの様な個体は存在すると何度も自分に云い聞かせました。

 こうして良い所取りで仕上げた個体ですが。旧車の世界ではよくある事。

 良い例が主治医の昭和43年前期式のダットサンサニーB10。難関内装は程度良い個体から、コラムシフトは草ヒロ含め解体屋に有った物で状態の良い物を移植。これも鶯色をドナーにしたり、OHで対応しております。なので生存時手放すなら15万円以下なら拒否。それに出来がいいので手放したくない。

 

 

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