料理記者の草分け、岸朝子さんが亡くなられた
20年前に、
インターネットのグルメサイトを立ち上げ、だんだんとサービスが大きくなり始めた頃、小山薫堂さんを通じ、岸朝子さんと出会い、それはそれはお世話になった
フランスでは、医者、芸術家と同じくらい料理人は大切にされている
お皿という白いキャンバスに料理という芸術作品を作り、それが人々の楽しみになり、笑顔を作り、身体を作る
日本でもそんな料理人の地位向上を目指して、
シェフの料理コンテストを新しく立ち上げた
しかも新卒と(^^)
私が新卒にもかかわらず、企画を採用してもらい、このサービスをやらせてもらっていただけに、部署でも新卒が採用できるようになったその年、どうしても新卒とやりたかった
新卒とチャレンジとチャンスを味わいたかった
でも、イベントなんて、もちろんやった事もない
色んなことを色んな人に頼るしかなかった
そこで岸朝子さんには本当にお世話になった
時に審査員となるお歴々の方の意見が割れる事もある。
そんな時、岸さんの柔和で、それでいて鋭い意見は何度となく助けていただいた
人生として、
働く女性として、
料理のこの世界において、
当時80代の岸先生は、常に煙草をプカプカしながら、教えて頂き、助けて頂いた。
好きなことで生涯現役、岸朝子先生、最後までカッコ良かったな。
この新卒メンバーとは、
大変な中を毎年毎年一緒に乗り越え、
1人はイベントのプロとしてフリーになるまでになった。
彼女たちと
楽しい時間をいまも過ごせているのも、岸先生のおかげ。
本当に
ありがとうございました。
心より御冥福を、お祈り申し上げます。