よくドラマとか映画で

拷問されて嘘の自白しちゃう

とかあるけど

本当にその気持ちがわかる時がある

身体の痛みが長く続き

「解放されるためならなんだってします～

」

となってしまったことがある

それくらい、痛みは、精神を蝕む

「痛みのトラウマ」

私は昔の入院で、強烈な身体の痛みを味わい

完全にトラウマになっている

それが入院前から「痛みのトラウマ」というキーワードでやってきていた

同じようなシチュエーションを目の前に差し出されると

「そんな痛みを味わうくらいなら・・

」

と感情、マインドが全力で抵抗

結果、

呼吸が浅くなってパニックになったり

相手に対する攻撃心、

悲しみ、怒り、虚しさ、絶望感など

ありとあらゆる感情が湧き出る

こうなると、もう

自分を客観的に見ることができなくなり

超近視眼的な痛みと恐怖で頭がいっぱいになってしまう

祈り　とか　

愛　とか　

人の優しさ　とか

すべてが絵空事に感じられる

この世が

自分と　痛み　だけの世界

になってしまうのだ

今回の入院は幸いにも

そこまでの痛みを味わってない

ありがたい

だからこうやって文字にする余裕もあるんだけど。。

これからの人生で完全に「痛み」を避けることは無理だし、またそうやってなにかを排除しようとすると、どっかにひずみが生まれるから、目の前に現れる痛みには、真っ向から向き合うしかないけど

でも

「痛みのトラウマ」

は癒やしたほうがいい

痛みのトラウマを抱えていると

実際に「痛み」が起きてなくても

勝手に痛みの記憶をダウンロードして、

また自分が傷つかないようにと

鉄壁で自分を覆いつくしてしまう

誰も近寄らせないようにしたり

必要以上に感情的、悲観的になり

冷静な判断ができないようにする

他者に自分の痛みの理解を求め、

痛みが理解されないと

まわりのみんなが敵に見える

孤独を生む

身体の痛みのトラウマだけでなく

心の痛みのトラウマも同じ

痛みのトラウマは

物事が起きる前から私たちをガチガチに縛り付け、事実をねじ曲げて見させる

痛みのトラウマに癒やしを・・

PS

今日で入院13日目

10日目くらいに

精神的な峠は越した感があり、

やっとこさ自分を冷静に見つめ

文章にできる感じ

ドクターやナースを信頼して感謝できるところまで回復

ちなみに峠を越える前、心がやさぐれていたのでみんな敵に見えていた。笑

なまじっか病気の経験や知識があるところに加え、トラウマが乗っかるもんだから、ドクターやナースの言うことや治療方針にも疑いを向けたり

事実を冷静に見ることが大変でした