あのとき私は
１度死んだのだろうか・・
床も壁もない
ただただ真っ白な世界を
フワフワと浮いていたことがあるので
今回はそのときのお話。
あのとき
私は家のベットの上だった。
20代前半の頃
過度なストレス
アルコール依存
うつ病・拒食症・睡眠障害
ハードワーク
そんな生活が続いて
私の身体はボロボロだった
自律神経がぶっ壊れていたのか
突然 40度を超える高熱が出たり
逆に
34度前後の低体温症になることもあった
もう、生死をさまよっていたんだと思う。
あのときの私は
ベットの中で
ひどく震えていた
今までにないくらいの寒気
身体が冷たくなっていくのを感じた
身体に激痛が走り
息苦しくなり
意識が朦朧と・・
朦朧と・・・
そんなこんなで
真っ白な世界にぶっ飛んだ。
そのときは
ただ意識を失っただけなのか
もしくは一度死んでしまったのか
分からなかった。
ただ、臨死体験した人の本を読むと
この「真っ白な世界」というワードを目にする。
その「真っ白な世界」の様子が同じで
そして、生き返り方も同じなので
きっと
臨死体験なのだと思って
ここにに書きます。
〜真っ白な世界〜
身体に激痛が走った。
痛くて痛くてたまらなかった。
息も苦しくなり
意識が朦朧としている
助けを呼ぼうという
気力すら失っていたので
もう流れに身を任せた。
もう、どうにもできないなら
せめて明るく逝きたい
苦しみながらこの世を去るのは嫌だ
せめて気分良く去りたい
そんな思いで
力をふりしぼって
痛いと思うから痛いんだ。痛くなーい
痛気持ちいい〜
気持ちいい〜
フワフワ〜
気持ちいい〜
フワフワ〜
そう唱えた
フワフワ〜あたりから
床や壁と一体になる感覚になり
自分の身体が空気にとけていくようだった。
目の前がぼやけていく
ローマの噴水のようなものが見えた
白い柱に美しい彫刻
そこから噴き出る水のシャワー
さっきまでは恐怖を感じていたのに
この美しい噴水を目にすると
なんだかホッとした
ホッと安心すると
噴水が真っ白な光に変わり
あたり一面が真っ白な世界になった。
真っ白な世界は
今までにない感覚だった。
空中にプカプカ浮かんでいるようで
そこに『私』もいないし『あなた』もいない
床も壁もない
「あれ」も「これ」も「ここ」も「そこ」もない
ただあるのは
「真っ白な空間に、フワフワ浮いてる私がいるという感覚」
そして
喜びも怒りも哀しみも楽しみもないけど
ふわっとした
幸福感に包まれていた。
幸福な時間だった。
現実世界では一瞬のことだったのだろう
真っ白な世界にいるときは
時間の感覚すらなく
ただ真っ白な世界に身を委ねた
そして、次の瞬間！！
私はあることを思い出した
これが
真っ白な世界から
現実世界へ戻るきっかけとなった
ちょっと待って！
好きな人とまだチューすらしてない！！
あかん！
ふわふわプカプカ浮いてる場合じゃない！
チューしたい
あ、そういえばこの前のフレンチレストランの
ウニのムース美味しかったな
あ、大トロー！！
大トロいっちょー！！
大トロ食べさせてくれ〜
あー、ノド渇いた〜
キンキンに冷えた炭酸水飲みて〜
三大欲求のすごみ！！
あっという間に、現実世界
目を開けば、いつもの世界
チューできるし
大トロ食べれる
いつもの世界。
私は自らの欲望で、再び誕生した。
この当時は、臨死体験やスピリチュアルに関して
知らなかったので
不思議な体験だったな〜
というくらいで終わった。
けど最近、スピ系の本やネットで
臨死体験・あの世の話の中で
この
真っ白な世界
についてよく見かける。
全てが１つになった
ワンネスの世界
調和の世界
というのだろうか？
真っ白な世界は
全てが１つで
ゆるーやかな川のように流れる世界。
下も上もないので
プカプカと浮いてるよう。
『自分』も『あなた』もいないので
常に満たされた状態で
一定の幸福感。
はぁぁぁ、幸せ
でもね、でもね、
全てが１つになった世界で
チュー
はできないよww
私は、真っ白な世界から現実世界へ戻ってきた
その分
キュン
キュンを楽しもう
と決めた
今いる世界・この現実世界は
『私』と『あなた』が分離していて
喜怒哀楽がある世界
それは、衝突があり闘いがあり
辛いこともあるかもしれない。
ただ
好きな人に会ってキューンとか
美味しいもの食べてキューンとか
そういった感情が楽しめるのは
分離しているから。
自我があるから。
真っ白な世界は心地よくて幸せだったけど
この世もキュンキュンできて良き
欲望＝生命力
See you Next time