オーストラリア、ケアンズのプライベートまつげサロンMaxxLashのワカコです。
今日はグルーについてです。
しっかり理由があります。
納得するまで、とにかくお金と時間と根気を使ってかなりの商材を試して今に至ります。
今でも新しいものはエクステ、グルー、施術品をトライします。
当サロンで使用するグルーは
・全ての製造工程が日本で行われてる
(パッケージ・容器を含む完成品までの全工程を含む)・日本まつげエクステ連合会基準適合品
・ヒト皮膚一時パッチ試験済み
・ホルムアルデヒド試験済み
・成分表示が明確
・成分配合も明確
・高刺激メチルシアノアクリレート不使用
・ラテックス不使用
・発がん性物質ヒドロキノン(ハイドロキノン)不使用
・生産メーカースタッフが工場まで出向いている
・低臭、低刺激でモチがいい
・1時間で完全硬化
グルーは2種用意してます
主要グルー
エチルシアノアクリレート(主成分)、増粘剤、カーボンブラック、メタクリル酸メチル
超敏感肌用グルー
エトキシエチルシアノアクリレート(主成分)、増粘剤、カーボンブラック、メタクリル酸メチル
この敏感肌用には
主成分ブチルシアノアクリレートのブチルがサロンで人気ですが
(AUSではそんなの気にしてないのでブチルすらありません。あっても成分が違う)
私の超敏感肌はブチルでかゆみが出たので、
モチは劣りますが刺激がブチルより格段に無に近いエトキシです。
密着力に優れるエチルに比べてブチルが低刺激として使われてるのは
アレルゲンを取り除いたグルーだからではありません。
(以前、ご自身で時々装着するという方がいらっしゃいました。ブチル使用してましたが、あえてお伝えします→ブチルは低刺激だからと言って目を開けて使用できるグルーではありません。)
なぜブチルが低刺激用に使われてるかというのは
分子の違いが関係してます。
前回のブログで話したように
グルーの主成分シアノアクリレートは空気に触れると、空気中の水分と結合します。
エチルの分子→小さい
分子が細かいと揮発成分が細かく、飛沫スピードが早い=ホルムアルデヒド放散が早い
沸点が低いため、揮発が早い
ブチルの分子→大きい
分子が大きいと揮発成分が大きく飛沫スピードも遅い=ホルムアルデヒドの放散がゆっくり
反応度で言うと
肌が反応しにくいのは分子の大きいブチル、ということになります。
分子が大きいと活性度が低いので反応が弱い
分子が細かいと密着力が高いのでモチがいいのはエチルになります。ブチルはモチが弱め。
当サロンではエチルの中でも低臭低刺激ですし、敏感肌用のエトキシはブチルより肌にかなり弱めです。
AUSで出回ってるグルーは
日本で販売禁止に近い高刺激メチルシアノアクリレートもまだまだあるわ、エチルでも高刺激すぎて、施術後は染みて染みて凄い。
配合的に高刺激成分が多いせいか、分子細かすぎて密着強すぎ=ガッチガチに固まる
ラテックスも入ってるわ、ヒドロキノンなんてほとんど入ってるでしょう。
メチルシアノアクリレート
職業性アレルギー感作性化学物質リストに掲載されていて、気道感作があると報告されている
こわすぎる
なのに施術者はマスクもしてない
こわすぎる
この回からブログご覧になった方は
怖いイメージのホルムアルデヒドって言葉にびっくりされたと思いますが、
食品に入ってる生活レベルの微量の数値の話(メチルは違います)ですので怖がらないで下さいね。
おさらい
ホルムアルデヒドはグルーに入ってるのではなく、グルーが空気に触れると揮発し、空気中の水分子と結合して化学反応の結果、この成分が微量に発生します。
施術者側からは
「余計な話はするな!」と怒る方がいるかもしれませんが、
私はハッキリ申し上げて、
肌が荒れた時にこういう情報を知りたかったです。そして当サロンのお客様はとても美容知識や健康知識が豊富な方が多く、意外と知っていらっしゃったりするので、あえて詳しく説明しました。
私がブログやwebに情報掲載後、激似説明や文章コピペ(日本文、英文も)で使ったりしてる施術者の方がいますが...
ケアンズ、結構狭いので、友人が見つけました。コピペはやめましょう
ご自身で勉強なさらないとボロが出ます。
そのボロはリスクに繋がりかねません。
知識を増やすことはとても大切です。
以上。
次回、ホルムについてもう少し詳しく説明しますね。

です。
