どうもこんにちは。

Max(マックス)です。

日々の経験を人生の教訓にできたらいいな、という淡い思いのもと、

感じたこと、考えたことを自身の備忘も含めて書いていきたいと思います。

 

世間ではGWの後半が始まって、下り方面への交通がピークになっているということです。お出かけされる方、お出かけの際はどうかお気をつけて。

お出かけにちなんだ苦い経験?を一つ。これは反面教師の素材かな、と思ったので備忘録です。

 

それは中央線に乗って東京駅に向かっていた時でした。

四谷でたまたまシルバーシートの席が空いたので腰掛けた時のこと。

カバンの中にある携帯を探すのにちょうどいいタイミングで、席に腰掛けつつ携帯を探し始めた時、この事件?が起こったのですよ。

 

その方は電車に乗り込んでくるや否や、一直線に私の目の前に直進してきて、

「ここは優先席なのに何であなたが座っているの。今すぐ席を譲りなさい。」

 

年の頃合いは70代くらいの感じでしょうか。

 

カバンの中の携帯をまさぐって探しつつ、「もちろんです」と席を譲りました。

カバンの奥深くに入り込んだ携帯とはまだご対面できていませんでしたので、引き続き近くに立ちながら、カバンの中の携帯をごそごそと探していると、さらに・・・

 

「ここは優先席付近なのに何であなたはそこに立ってるの。邪魔でしょ。ベビーカーをここ(座席前)に持ってくるのにあなたが邪魔なのにそんなこともわからないの。そもそも優先席付近に立つべきでもないのよ」

 

「・・・」

 

見れば娘さんでしょうか、ベビーカーを押している女性が後からいらっしゃてますね、確かに。

割と混み始めた車内で席を譲って怒られることになろうとは・・・。

 

かなり厳格なシルバーシート論者の持ち主のようです。

あたかもここは1年前から私が予約していたシートなのだから私が座るのが当然、という感じです。

 

でもまあ、子供には何の罪もないので、ご用命の通り、人込みをかき分けて

ドアの方にスゴスゴと引き下がりましたわ。

 

少し前の私であれば、「なんだこいつは!公共交通機関を何だと思っているんだ!」

と心の中に憤りの炎を燃やし、ツイッターでコヤツの顔を晒してほかの目撃証言を集めようと躍起になっていたかもしれませんが、、、

今日の私は一味違った大人の対応をしてみることをしてみました。

 

その時の思考の流れは以下のような感じでした。

これはすごい。席を譲るのはいいとして、かなり強烈なのが来た。

世界的に非常に少ないと思われる希少種と遭遇した貴重な経験をしている。

しかもその希少種の方が直接私に話しかけてくれるという栄誉も授かった。

これは、このような方がどのような思想・思考特性を持っているのかをリサーチする

またとない機会なのかもしれない。

 

そう思うことで「怒り心頭」という状態とは全く異なった、「観察者」としての状態で、心も平静・平穏に過ごすことができたのです。

 

さて、そうして観察者モードでどんな会話がなされるのか、楽しみにしていたところ、シートに座ってからは身内と思われる方との会話もないまま数分、その方は隣のお茶の水駅で降りて行ってしまったのでした。

 

観察者モードになっていた私としてはちょっと残念な気持ちもありつつ、嵐のような

シルバーシート崇拝者の方は目の前から消えて行ってしまったのでした。

 

体験談はここでおしまいです。

さて、どのような内なる経験をしたのか、少し汎用化を意識してまとめてみます。

 

 

何か問題が起こったとき、怒ったり、困ったり、悲しんだり、

いわゆるマイナスの感情で対応・対処することはありませんか?

 

そのような時、その問題(と思われる事象)に興味をもって見直してみる、ということは一つの対処方法、処方箋になることがあるかもしれません。

 

原型心理学でいうところの魔法使いのエネルギーで問題を見つめなおす、ということになります。

魔法使いのエネルギーは客観性、観察のエネルギーで問題解決のエネルギーでもあります。

 

そして問題に関する事柄についても見なおしてみましょう。

そういえば何らかの問題を対処しているとき、特にネガティブな気持ちで問題に対処しているときって、同じような問題が続いて起こることがあったりしませんか?

 

実は、問題を問題としてとらえて解決できないでいると、同じような問題に直面したりすることが頻繁に起こったりすることがあります。

でもいったんそういった問題を解決してしまうとその問題は起こらなくなります。

 

なぜでしょうか?

問題を問題としてフォーカスしてとらえていることで、同じような問題が起こっていることに気づきやすくなる状況の中ではありますが、その問題を解決したことで、似たような問題を含めて問題ではなくなってしまうからです。

 

当たり前じゃん?と思うかもしれませんが、当たり前と思えないこともあるかもしれません。

もう少し説明しますと、もし仮に同じような事象・現象が起こったとしても、くだんの問題を解決した人からすると、それはもはや「問題」として認識されていない、「問題視」されていないので、問題になりようがないのです。

だから同じような事象の問題は消えてしまう、と表現したのです。

(人の成長が垣間見える瞬間ですね。私はこういう瞬間が大好きです)

 

少し禅問答みたいな部分があったかもしれませんが、何か別の事例があった時にまた例として取り上げていきますね。

 

#問題解決 #観察者 #魔法使いのエネルギー #興味・関心の力 #フォーカスの力