【DIY】

テレビのリモコン修理


副業バイトの20年来の長年の後輩からテレビのリモコン修理の依頼が舞い込んできた。

 
聞く話によると、メガドンキホーテでシオンという海外のどっかのわけわかんない格安のテレビを買ったそうだが、リモコンを落としてしまってそれ以来、赤外線電波が飛ばなくなって壊れてしまった。テレビ本体のボタンではチャンネル変更と音量ぐらいしか買えられず困った。一度見てくれ、との事。
 
いや、おれ電子工作そんな詳しくないぞ、分解して壊すの専門だから。と言いつつリモコンを預かってとりあえず見てみることにした。
 
 

 
 
ギターのピックをリモコンのすき間に差し込み、爪を外す。
 
 
 
 
 



 
外れた。
 
基板にチップが1枚だけ乘ってるだけのシンプル構造。
 
 





見た感じ異常が無さそうに見えるが、このリモコン、電池ボックスの電極が直接基板にはんだ付けされており、プラスの電極が基板にはんだ付けされている部分が落とした衝撃でハンダが外れてしまって、電極がぐらぐらしている。はんだ付けされた電極が基板から浮いてしまって、導通不良という状態。まあ、普通は落としたくらいじゃ壊れないけど、やはり安いやつはだめだな。







はんだ付けが取れてグラグラしてしまったプラス極のはんだ付けをやり直し。








というわけで、はんだ付けをやりなおした。
 
しかし、電気が乗らない。導通しない。
 
この基板の緑色の部分はコーティングで、いわゆる電線の被覆に相当する。このコーティングの下に銅でできた電気の電路があり、これがどうも駄目みたいだ。






このプラス極のハンダ付けのすぐ近くに、銅の電路のむき出し部分があったので、ここに接続することにした。緑色の部分はコーティング剤であり被覆なので銅色のむき出し部分にはんだ付けする必要がある。この同じ電路のプラス極だったらどこでもOK。以下の画像を見ての通り、プラスのハンダから同じプラスのところにつないでいる。いわゆる渡り線。








ふたを戻して、リモコンのボタンを押した状態でスマートフォンでカメラを起動し、リモコンの赤外線送信部分をのぞき込むと光がピカピカしてリモコンが赤外線送信している事を無事確認した。


無事に電波が飛んで修理が完了。


よかったよかった👏