茨城救急最前線 

茨城ドクターヘリ&那珂市消防本部

 


先週、仕事で那珂市へ行った時の事。

 たまたまドクターヘリのランデブーに遭遇した!

 

 


ランデブーポイントは那珂市菅谷、宮の池公園グラウンド。
 
まず消防車が先に到着。安全確認を行う。
 
ほどなくして茨城ドクターヘリが上空に到着。
 
地上と交信して安全確保済みを確認し着陸。
 








 

茨城ドクターヘリ機体
機体記号:JA6914

機種:McDonnell Douglas MD-900 Explorer
最高速度:190km/h~220km/h
運航会社:朝日航洋





 

【動画】茨城救急最前線 

茨城ドクターヘリ&那珂市消防本部

 

 


機体はマクドネルダグラス・MDエクスプローラー。重低音なエンジン音が特徴。

 

 

 
ヘリパイロットの絶妙なコントロールと地上の消防隊の連携は見事👍
救急対応は着陸から離陸までスピーディーでした。遠く離れた田舎のへき地医療や重体クラスの傷病の救命率向上に実に頼もしい存在です(`・ω・´)ゞ
 
今日もドクターヘリは空を飛ぶ!必要とする患者の元へ!
 


 

豆知識📝

茨城ドクターヘリあれこれ

 
運航体制

茨城県では1機のドクターヘリを運用している。
 
基地病院は週の前半を水戸医療センター、週の後半を水戸済生会総合病院が担当している。
 
それぞれの病院に基地があり、ドクターヘリが離発着するヘリポートがある。
 
 
運航時間
減速として17時半まで。しかし日没時間等を考慮して変動する。
 
気象条件
 1. 航空交通管制区,管制圏外,においては 1,500m 以上の飛行視程が確保でき, 引き続き地表面または水面が視認でき,且つ,雲から離れて飛行できること。 
2. 乱気流・突風等により,救急患者の様態及びその治療行為に悪影響を与える 恐れがないこと。 
3. 離着陸時のシーリング(雲底高度)は 300m以上とする。但し,特別有視界方 式の許可を得た場合を除く。 
 
 
 
 
 
ドクターヘリ出動要請基準
 
ドクターヘリの出動要請は市町村消防が行う。
 出動要請基準は、
 
・生命の危険が切迫しているか,その可能性が疑われるとき。 
 
・重症患者であって搬送に長時間を要することが予想されるとき。 
 
・特殊救急疾患(重症熱傷,多発外傷,四肢切断等)の患者で搬送 時間の短縮を図る必要があるとき。 
・救急現場で救急診断処置に医師を必要とするとき
 
 
ドクターヘリのキャンセル
市町村消防のドクターヘリ出動要請後、現場に到着した救急隊がみて患者の状況により医師の派遣を必要としな くなった場合や救命の可能性がないと判断した場合には,消防は出動要請をキャ ンセルする事がある。おもに、現場に到着したら軽症だった(軽症キャンセル)。または明らかに助からない場合(CPAキャンセル)。
 
 ドクターヘリシップチェンジ
 ドクターヘリは航空機なので車で言うところの車体番号のような固有の番号がある。これを機体記号という。JAから始まる「JA●●●●」。ドクターヘリの機体は定期点検や運航距離毎に行われる点検時に別の機体に交換される。これをシップチェンジという。それと同時に機体固有の機体記号も当然変わる。
 機体記号が変わると、「あ、機体変わったんだな~」っていうのが分かる。