筑波山太陽光建設をめぐる闘いに決着

地元/茨城県  VS 太陽光建設業者


たびたびニュースなどで話題に上がるメガソーラー発電所の建設問題。

全国でたびたび地元との争いが起きている。

そして、我が茨城県でも!

筑波山の景観保護エリア「水郷筑波国定公園」内への太陽光発電所の建設計画を巡り、ソーラー発電業者と茨城県のバトルが勃発している!


自分もこのバトルに関してはテレビ番組の「噂の現場」で知り、関心ごととなっていた。




 事の発端は、2015年5月、太陽光業者の筑波山でのソーラー発電建設を茨城県が不許可とした事にはじまる。
 太陽光業者は自己が所有する土地に太陽光発電所を設置するため、県に開発許可を申請。しかし県は、筑波山の景観保護エリア内という事もあり、筑波山の美観を損なうなどとして不許可とした。
 県が不許可としたのはたしかに景観保護エリア内という事もあるだろうが、住民反発がある。
 建設計画が持ち上がったころから地元住民からソーラー発電建設への反発が起き、県が地元から要望を受けたため、県がこれに応えた結果だ。

 地元が反対する理由は?





地元の話によると筑波山ソーラー建設禁止条例ができる前に、完成したソーラー発電所で、

その完成後に、以前は見られなかった異変が起きているという。大雨が降ると濁流が流れ、土砂崩れの危険があるという。



地元の話。

(既に完成している筑波山のメガソーラー発電所の完成後は) 「木が伐採されて保水力が落ち、雨の日に斜面から流れてくる水の量が増えた」
「台風の日に道路が水没し急流のようになって進めなかった。近くの家では、庭の池があふれて飼っていたコイが流された。以前はあまり増水しなかったが、その後も数回、大雨の際に道路付近に川ができるようになった。」







というわけで、こんな事があったので、これ以上のソーラー発電建設は勘弁してくれという事で、地元の太陽光発電建設反対のうごきが起きた。
この住民の声に行政が動き、筑波山でのソーラー発電建設を禁止にする条例を施行された。そこで、あらたなソーラー発電の建設申請は不許可としたわけである。


しかし、この県の判断に納得いかない業者。茨城県を相手取り、「不許可を取り消し、許可となるよう」裁判を起こした。

これにより、なんとか筑波山には太陽光発電を作らせたくない住民代表の茨城県行政VSなんとか作りたい太陽光発電業者との争いが起こったわけである。






地元住人&行政茨城県

 VS

太陽光発電業者

勝つのはどっちだ!?いったいどうなる??





昨日6月15日、裁判の結果がでた。長い戦いが終結した。

この戦いの結果は、、、







住民&行政茨城県の全面敗北

業者:「やったぜ筑波山に太陽光いっぱい作れるぜー!ひゃっはー!つくば山?しらねえ~」
と言ったのかは定かではありません(笑)




住民一致団結して、茨城県も動いて条例まで作って、筑波山まもるって決めたのにどうして負けちゃったんだよ!!

水戸幕末天狗党の聖地、藤田小四郎もお気に入りの名勝筑波山どうなっちゃうんだよー!これで挙兵できんのかよ攘夷できんのかよあ、これは天狗党好きな個人的な自分の妄想です。



この判決には天狗党の藤田小四郎も残念そう??
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 水戸地裁 県の不許可取り消し/ 茨城新聞6月16日から抜粋

 筑波山の保護景観エリア「水郷筑波国定公園」内への太陽光発電所の建設計画を巡り、つくば市の建設業者が県に対し、太陽光発電設備の設置許可申請の不許可を取り消し、許可するよう求めた訴訟の判決が15日、水戸地裁であり、岡田伸太裁判長は「眺望に著しい支障を及ぼすとは認められない」として業者側の請求通り、県の処分を取り消し、設置許可を義務付けた。
 岡田裁判長は、「周辺には複数の建物が存在しており、民有地が眺望に占める割合はわずかだとして「影響は部分的なものにとどまる」と判断。また、業者が一部の樹木温存や植樹をしたり、太陽光パネルの高さを一定程度に抑えたりするなど、景観への影響を軽減する措置を予定していることも考慮した。
 その上で、岡田裁判長は県が業者の申請を許可しないことについて「裁量権の範囲を超え、濫用となると認められる」と結論付けた。
 







裁判長:
こんくらいだったらいいんじゃない?てか県は景観とか言っちゃってるけど家とかぽちぽちあってもともと景観壊れてるからたいしたことないぜ。(複数の建物が…の部分を考えると)
っていうか茨ぎは。。。あっいけない、茨城県行政は職権濫用だぁーー!



茨城県:
だーかーらー!条例あるじゃん。なんのための条例よっっ!
住民に合わせる顔がない



住民:
解せぬ。



天狗党藤田小四郎(妄想):
信用ならん!常総の脅威を忘れたか!
太陽光メガソーラー建設は攘夷!
筑波山に挙兵せよ!


天狗党田中源蔵(妄想):
全員ぶっ●す!!!



天狗党武田耕雲斎(妄想):
話し合おう









という訳で、県の敗訴となってしまいました。

条例作っても効力が無いことも証明されてしまいました。残念です。

条例が無力であるとなると、筑波山の開発申請を許可しないといけないというようになり、これを契機に今後は多くのソーラー発電所が建設されるきっかけとなる事は言うまでもありませんね~。

業者の言うソーラー発電所に樹木を植えるとか高さをおさえるというのちゃんと履行されるのかどうだろう?太陽パネルは数枚のパネルが直列に接続された場合、うち一枚が日陰になると抵抗がかかって発電効率が下がる。つまり、接続された太陽光パネルのすべてに日が当たっていないといけない。1枚でも日影ができないように発電所の周りは伐採するようだろうねぇ~。




筑波山や宝篋山(ほうきょうさん)の発電所禁止条例/(出典:茨城新聞2018年06月16日)

 筑波山で2015年ごろ、「水郷筑波国定公園」の区域内外で太陽光発電所の設置計画が持ち上がり、業者と地元住人のあつれきが生じた。このためつくば市では、設置を禁じるエリアを示し、ルール作りに取り組んできた。
 
 当時、地元住人から「観光地としての景観」や「土砂災害の危険」を心配する声が挙がっていた。市議会は同年12月、太陽光発電施設設置に反対する決議を全会一致で可決。住民らは同月、行政の協力を求めて施設計画に反対する2354人分の署名を集め、市へ提出した。
 16年5月には市原健一市長(当時)が経済産業省を訪れ、発電所設備の設置に関し、適切な基準を定めることなどを求める要望書を提出。
 同6月には、筑波山と宝篋山で、太陽光と風力発電所の設置を禁じる規制条例案をまとめ、同月市議会で、全会一致で可決し、即日施行した。
 
 同条例は、自然公園法の特別地域、土砂災害警戒区域、両地域と接する区域の設置を禁じ、区域内で無断で施工した事業者には、報告や資料の提出を求め、事業の停止や是正を勧告するほか、従わない場合、業者名などを公表する。(高阿田総司)


自然ゆたかな筑波連山宝篋山。ここにもソーラー建設なるか↓↓
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筑波山を蝕む中国法人 メガソーラー森林破壊

週刊ポスト2017.06.04号

 昨年1年間で外国資本に買われた森林は実に“東京ディズニーランド15個分”(777ヘクタール)--4月28日、農林水産省が発表した調査結果が永田町や霞が関に衝撃を走らせている。 買収された森林の多くは北海道で、香港・台湾を含む中国系の土地取得者による買収面積が81%にものぼる。
 
 実は本州でも今、ある事業を名目とした中国系資本による土地取得が進んでいる。それが「太陽光発電」だ。電力事業関係者が説明する。 「3.11後、国が再生可能エネルギーの推進を強力に後押ししたこともあり、太陽光発電事業は中国系企業にとって“垣根が低く参入しやすい”ビジネスとなっています。
 しかし、太陽光発電は発電効率が悪い上に国の買い取り価格も下がっている。年々、事業の旨みが少なくなり、日本企業は参入を渋り始めたところ。それでも中国系企業の参加が相次ぐ背景には、太陽光発電を名目とした土地取得という目的があると言われています」 

 茨城県つくば市。筑波山を眼前に臨む田園風景の中に突如現われるのは、敷地面積約50ヘクタールに設置された約3万枚の太陽光パネルだ。今年8月からの発電を予定する全国最大規模のソーラーシェアリングである。 ソーラーシェアリングとは、農地に太陽光パネルを設置し、発電と農作物栽培を同時に行なうことをいう。「SJソーラーつくば(SJ社)」という事業者が発電を担い、地元の農業生産法人がパネル下での農作物栽培を行なう。SJ社は中国国有の国家電力投資集団公司の傘下企業である「上海電力」の日本法人・上海電力日本が出資した企業で、上海電力日本の社長がSJ社の社長も兼務している。2016年4月に同地で行なわれた起工式には中国大使館の公使らも出席した

そうした地元の疑心暗鬼のなか、地元業者とのトラブルも生じている。SJ社と同発電所用地の土地造成工事請負契約を結んだにもかかわらず、正当な理由なく契約を一方的に反故にされたとして、地元工務店N社が提訴の準備を進めているのだ。N社の経営者の話。

 上海電力日本は既に大阪南港と兵庫県三田市でメガソーラー施設を建設・稼働させている。それに伴い取得した土地は大阪約5ヘクタール(敷地面積)、兵庫約11ヘクタール(同)である。
 同社はさらに栃木県那須烏山と福島県西郷村でもメガソーラー施設の建設計画を進行中だ。西郷村では約60ヘクタールの土地を「上海電力日本」の名義で取得済みだが、地元住民は不安を覚えているという
(週刊ポスト)


やはり中国資本の仕業だった。

中国が自然の事を考えているわけがない。

中国企業にとって筑波山は金を生産する格好の食い物である。











というわけで以上、

条例で規制したのに、条例が覆される判決がでてしまったのだから県としても、地元としてももうなす術がない。


今後の筑波山が心配である。

魅力度ワーストの茨城県にさらに拍車がかかりそうだ。

しかも、過去には、太陽光業者が筑波山国定公園内の森林を無許可で伐採している。





太陽光業者にとってはもっぱら利益優先で、筑波山の自然などどうでもいいというのは明白である。

しかも中国資本となればなおさら




以下 ↓ ↓

【茨城】筑波山で無許可伐採 業者が太陽光発電計画 国定公園

 
 水郷筑波国定公国に指定され、景観に配慮が必要な筑波山で、太陽光発電施設の建設を計画するつくば市内の建設業者が県の許可を受けずに、所有地の木々を伐採していたことが4日までに分かった。県は自然公園法に違反するとして文書で注意した。 現場は、筑波山中腹の梅林入り口に近い同市沼田の県道沿いで、開発行為に知事の許可が必要となる「特別地域」に指定されている。 県は5月上旬に住民からの問い合わせを受け、雑木林約6千平方メートルが伐採されていることを確認、同19日付で業者を注意した。 業者は同月、太陽光発電事業の開発許可を県に申請、現在審査が進められている。 地元住民からは「観光地としての景観が損なわれる」「土砂災害の危険が増すのではないか」などの意見が出ており、業者は地元からの求めに応じ、11月中旬に住民説明会を実施した。 業者によると、近くの土地と合わせた計約1万平方メートルで発電能力300キロワットの太陽光発電施設の建設を予定。 伐採については「事前に届け出が必要と把握していなかった」と釈明、今後は「法令に沿って計画通りに進めたい」としている。 
 (2015年茨城新聞)




太陽光業者:
保護エリアなの知りませんでした、ごめんなさい( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ 今後は作ります。法に沿って計画的に作ります。






そんなの知りませんでした!でも今後は作ります!法に従うからゆるしてください。

って、結局作るのかよ!

ごめんなさい、作りますってなんだよ!(笑)

しかもそれ、通っちゃうのかよ!(笑)知らないっぷりして、作っちゃえばこっちのもんなのか?それはおかしいと思うなぁ~。








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井出よしひろ公式ホームページほっとメール@ひたち
「メガソーラーによる環境破壊は許さない」 から

2016年1月22日
大規模に伐採され、無残な姿の筑波山↓↓
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太陽光業者による筑波山の国定公園内の無許可伐採に、国定公園内建設裁判の敗訴、立て続けに悪いことが続く。

ゆいつ茨城県の日本百名山ランクインの名勝筑波山、風光明媚の筑波山の未来はいかに!??

 上海電力日本は既に大阪南港と兵庫県三田市でメガソーラー施設を建設・稼働させている。それに伴い取得した土地は大阪約5ヘクタール(敷地面積)、兵庫約11ヘクタール(同)である。

 同社はさらに栃木県那須烏山と福島県西郷村でもメガソーラー施設の建設計画を進行中だ。西郷村では約60ヘクタールの土地を「上海電力日本」の名義で取得済みだが、地元住民は不安を覚えているという。