アメリカの空母打撃軍、朝鮮半島へ展開。


 米軍は、内戦が続くアサド政権が化学兵器サリンを使用した事による対抗措置として、サリン攻撃の拠点となったシリア中部ホムス県のシャイラト空軍基地シリア空軍基地へミサイル攻撃を行った。アサド政権が行ったサリン攻撃では子供を含む67人が死亡、約200人が負傷。ロシアは、アメリカの攻撃を「侵略行為」などとして非難している。

 そして最新の情報、4月8日のニュースで、米海軍の攻撃部隊である空母打撃群がシンガポールから朝鮮半島に向かう見通しである事が明らかになりました。
 出航したのはアメリカ原子力空母カール・ビンソンを中心とする第1空母打撃群で、あくまで北朝鮮をけん制する狙いがある、という事です。




SankeiBiz引用 
米空母打撃群が朝鮮半島へ /SankeiBiz 2017.4.9 10:03
【ワシントン=加納宏幸】米太平洋軍のハリス司令官は8日、寄港先のシンガポールからオーストラリアに向かっていた原子力空母カール・ビンソンを中心とする第1空母打撃群に対し、北上を命じた。米海軍第3艦隊(米カリフォルニア州サンディエゴ)が発表した。朝鮮半島周辺で活動し、核開発・ミサイル開発を続ける北朝鮮の挑発に備える狙いがある。 ミサイル駆逐艦2隻とミサイル巡洋艦1隻が含まれ、北朝鮮によるさらなる弾道ミサイル発射に対応する。海軍は「空母打撃群はオーストラリアへの寄港をとりやめ、西太平洋で第3艦隊の作戦統制下に置かれる」としている。 第1空母打撃群は1月に母港のサンディエゴを出港し、西太平洋に展開。南シナ海で活動し、海上自衛隊と東シナ海で共同訓練を実施。韓国や周辺海域での米韓両軍による定例の合同野外機動訓練にも参加し、オーストラリアへの訪問を予定していた。 これに関連し、トランプ米大統領は、韓国の黄教安(ファン・ギョアン)大統領代行と電話会談し、米韓同盟の強固さを再確認するとともに、北朝鮮情勢をめぐり緊密に連絡を取り合うことで一致した。


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けん制とは言っても、トランプ大統領がまたなんかやっちゃうんじゃないかと、ヒヤヒヤです(((((°°U)


 これまでの流れを見るとこれは他人事ではありません、北朝鮮有事ともなると直接日本に被害が及んでくる可能性があります。 要注意です!

 何も起きない事を願うばかりですが、しかしアメリカの気持ちも分かります。今年の2月7日に北朝鮮はスカッドERと見られる弾道ミサイルを4発同時に発射。この発射について北朝鮮は、在日米軍基地の攻撃している部隊による、在日米軍基地の攻撃訓練だと発表した。今までアメリカは北朝鮮に対して懐柔策を取ってきた。テロ支援国家の指定を外すなど甘くしてやってきたが、しかし核開発・ミサイル実験をやめる事はなかった。北朝鮮はアメリカ・日本を核攻撃で火の海にすると言っているが、ただの「挑発」で片づけられてきた。
 しかし、2月の弾道ミサイル発射の件で堪忍袋の緒が切れたアメリカが意味深な発言をする。

「北朝鮮に対する戦略的忍耐の政策は終わった」 

 3月17日、訪韓のティラーソン米国務長官は「北朝鮮に対する戦略的忍耐の政策は終わった」と述べたとの事で、なんとも意味深な発言です。このタイミングでのアメリカ空母打撃軍を朝鮮半島へ展開ですから、トランプが何らかのアクションを起こすんじゃないかとヒヤヒヤしているのです(´∀`U)

で、北朝鮮はこれまで、記念日に核実験やミサイル発射をするパターンが多いですが、経済評論家・三橋貴明氏によると4月は北朝鮮にとって「記念日」が続くそうで、警鐘を鳴らしおります。




【4月11日】キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の最高指導者就任五年目の記念日

【4月15日】 キム・イルソン(金日成)生誕105周年

【4月25日】 朝鮮人民軍創設85周年



で 、米発表によると、北朝鮮豊渓里(プンゲリ)の核実験場で6回目の核実験の兆候が見られ、既に準備が完了しているとみられ、近々のうちに核実験を行い、爆発規模が過去最大規模になるとの見方もあります。
 爆発方式について。今度行う北朝鮮の核実験は、<核爆弾数発を同時に爆発させる多重核爆発>・<ウランを利用して威力を増加させる増幅核分裂弾>・<プルトニウムとウランを混合した核爆発>、このうち、核爆弾3~5発を同時に爆発させる多重核爆発実験の可能性が高いとみられています。

さらに、加えて。

北朝鮮は、朝鮮新報(朝鮮総連の機関紙)で、北朝鮮の新型高出力ロケット(ミサイル)エンジン地上燃焼実験を取り上げ、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の完成と静止衛星の発射が迫っていると主張した。

つまり。。。。。。。



・近々、6回目の核実験の兆候あり。

・近々、(北朝鮮:「人工衛星と称した弾道ミサイルを打ち上げますよ」)

・4月は記念日が多く、その前後に打ち上げる可能性あり。

・米の空母打撃軍が朝鮮半島に展開。

・北朝鮮が核実験・ミサイル発射を強行した場合、米が何らかの行動を起こす可能性あり。

・北朝鮮が日本(在日米軍基地など)に報復する恐れあり



以上、Xデーは上に書いた北朝鮮の「記念日」の前後が危険であるという事です。北朝鮮が強硬した場合、トランプ大統領はシリアのアサド政権に対抗する措置のように、巡航ミサイルを撃ち込み、自制の効かない何をするか分からない北朝鮮だから、ミサイル反撃、核報復するかも。

これはけっしてヒトゴトではありません、4月は要注意!

 テレビではまったく報じられていませんが、これまで以上に、けっこうな危機的な状況です。特にスカッドERやノドンなど射程圏内の西日本の方は要注意です、最悪の事態も考慮しなくてはいけません。我が茨城県は比較的大丈夫かも知れないけど。
 念には念をで、最悪の事態も考慮するべきです。


4月は何か起こるかも知れない。

くれぐれも「記念日」にはご用心ください。



■関連■


米空母打撃群が朝鮮半島へ

北朝鮮 ICBM・静止衛星の発射間近=朝鮮総連機関紙

北朝鮮 6回目の核実験は多重核爆発方式か=専門家が分析

三橋貴明氏のブログ「新世紀のビッグブラザーへ」/外務省は韓国渡航に対し危機情報を出せ!