My Family Diary -1191ページ目

先々週風邪で発熱し体調を崩していた父ですが、すぐに回復し喜んでいたものの

なんとなく元気が無くて心配していました。


昨日ホームの看護師さんから連絡があり、病院で検査を受けるとのことで妹と一緒に付き添ってきました。


つい数日前に行った時と違って顔を見ても喜ばず、

目をつむりがちで、反応が鈍く、食欲もなく水分もあまり摂取できていないようでした。


このところ穏やかに過ごしていた父の意識レベルが急に落ちたことに戸惑いを覚えずにはいられませんでした。


かつて妻と3人の娘の為にバリバリ働いてくれた父。

アルツハイマーに罹っていなければ未だに凛としていたことでしょう。


やがて別れは訪れるとは分っていてもそれを認めたくない私もいたのです。



でも、でも、今日行ったら私の顔を見てにっこり笑い喜びました。音譜


夕飯の時、前のように一生懸命自分のおかずを半分に分けて私にくれようとしたのです。

認知症が進んでも気配りは残っていていつも私たちに分けようとしてくれるのです。

良く話して納得してもらったら全部一人で食べましたチョキ

そして私が帰ろうとすると「一人になってしまう。」と言うので、

「皆さんいらっしゃるでしょ?私は帰ってパパ(夫)のお食事を作らないといけないの。」と言うと

「なーんだ、それなら早く帰りなさい。」と笑顔で送ってくれました。


いつもより元気はないものの以前の気配りも戻って安心してホームを後にすることができました。


今後も一進一退を繰り返しながらやがて訪れる別れを覚悟しておかないといけないと改めて実感しました。