どうも、ハリウッドの下着ドロこと暴君です♪♪
小さいころ、妙なものが怖かった経験はありませんか?
私もその一人です。
あれはまだ私が6歳のころ……近所に祖母と仲の良い婆さんがいました。
その婆さんはいつもオレに会う度に煎餅をくれました。
そんな優しくて暖かい婆さんの話で、怖がる要素がないと思うかも知れませんが。
………私はあの婆さんがメチャクチャ怖かったんです!!(笑)
第一煎餅そんな好きじゃないし(笑)
顔は笑っても笑わなくてもしわくちゃで、メガネの奥の目が「肉食獣」のように爛々としていて、ハンパなく怖かったんです…
その婆さんは、私が高校に入った時にふらっとやって来て、いつもの様に煎餅をくれました。(煎餅ばっかもうええてー(笑))
そしてオレに、「あんなに小さかったのに、立派になって、背もいつの間にか抜かされてしもうたね。……ええかい?人に必要とされる人間になりや。」
とだけ言って帰っていきました。
それから何日かして、婆さんが死んだという知らせが入りました。私はびっくりしましたが、大して悲しくはありませんでした。
後日祖母から聞いた話によると、あの婆さんの息子は小さい時から体が悪く、高校に入る前に亡くなったらしく、近所の私を本当の孫のように可愛がっていたそうです。
そして煎餅は息子の好物だったそうで、私といると息子を思いだしたそうです。
そして私が高校に入る時に、息子がなれなかった高校生になった私に会いにきて、祝福の言葉をくれたのです。
私はその日、泣きながら煎餅食べました。
今日は息子の命日らしい、婆さん、オレは元気だよ

