昨日映画観た後に出来心で「キネマ旬報」買っちゃったから
さっきまで主に『グラン・トリノ』関連のところばっかりを
飛ばし飛ばし読んでたんだけど、
気が付いたら日付変わってるではありませんか!
ヒャッホホホーイッッ!
さあ、こっからは真面目モードで行きますよ。
今更にはなりますが、
昨日朝イチで梅田で観てきた
『インビクタス/負けざる者たち』の感想を書いていきます。
まず始めに、今回の作品とは直接関係ありませんが、
自分の心の中には、
去年観た『グラン・トリノ』の衝撃が未だに残っています。
あの映画は今後も自分の中で
映画の価値の見本としてずっと残りそうな気がします。
そんな素晴らしい作品を作った
クリント・イーストウッド監督の最新作が
今回観た『インビクタス/負けざる者たち』です。
各方面からの前評判は上々のようだったので期待はしていましたが、
前作の衝撃があまりに大きかったがために、
この作品と前作を変に比較して観てしまいそうで不安でもありました。
しかしそんな不安も、
上映が始まるとすぐに忘れる事になりますが…w
今回の作品は
1994年に南アフリカ共和国初の黒人大統領となった
ネルソン・マンデラ氏と
同国で“恥晒し”とまで言われたラグビーチームを軸に、
それまで弱者と支配者の関係であった黒人と白人の国民達が、
人種の壁を乗り越えて同じ国民として結束するまでを
実話を元に描いたドラマです。
今回の作品は、
イーストウッド監督の力量も去る事ながら、
主演のモーガン・フリーマンとマット・デイモンの二人の熱演が、
作品の成立に大きく貢献しているように感じました。
特にモーガン・フリーマンは完全なハマり役といった感じで、
マンデラの静かながらも溢れ出る情熱を見事に表現していました。
さらに、今回の作品のタイトルにもなった
“インビクタス”という詩の一節で
「私は我が運命の支配者、我が魂の指揮官なのだ」
という言葉が度々出てくるのですが、
その言葉がこの作品の“もう一つのテーマ”を暗示しているようで、
物語に更なる深みを与えていました。
そして、今回もラストに大きな感動が待ち受けていました。
少し語弊があるかもしれませんが、
この感動は
単にチームの優勝という試合における結果からくるものではなく、
国民全体が一つになった瞬間が見事に描かれ、
また、それを全身で感じるマンデラがそこに居たからです。
さらにこの作品では、
劇中で人が死ぬような悲劇的な表現は用いず、
それによって、
非常に清々しい“希望”という感動を与えてくれました。
最後になりますが、
今作でもイーストウッド監督は、
観る者に非常に質の高い感動を与えてくれました。
映画好きの方にオススメするのはもちろんのこと、
今年に入ってまだ映画を観ていないような人も
是非、『インビクタス/負けざる者たち』を
今年の一本目の映画にいかがでしょうか。
アクションも恋愛もサスペンスもありませんが、
きっと期待以上の満足を得られるはずです。
さて、真面目モードも疲れたんで、
そろそろバイトに備えて寝まふ。
おやスミス
さっきまで主に『グラン・トリノ』関連のところばっかりを
飛ばし飛ばし読んでたんだけど、
気が付いたら日付変わってるではありませんか!
ヒャッホホホーイッッ!
さあ、こっからは真面目モードで行きますよ。
今更にはなりますが、
昨日朝イチで梅田で観てきた
『インビクタス/負けざる者たち』の感想を書いていきます。
まず始めに、今回の作品とは直接関係ありませんが、
自分の心の中には、
去年観た『グラン・トリノ』の衝撃が未だに残っています。
あの映画は今後も自分の中で
映画の価値の見本としてずっと残りそうな気がします。
そんな素晴らしい作品を作った
クリント・イーストウッド監督の最新作が
今回観た『インビクタス/負けざる者たち』です。
各方面からの前評判は上々のようだったので期待はしていましたが、
前作の衝撃があまりに大きかったがために、
この作品と前作を変に比較して観てしまいそうで不安でもありました。
しかしそんな不安も、
上映が始まるとすぐに忘れる事になりますが…w
今回の作品は
1994年に南アフリカ共和国初の黒人大統領となった
ネルソン・マンデラ氏と
同国で“恥晒し”とまで言われたラグビーチームを軸に、
それまで弱者と支配者の関係であった黒人と白人の国民達が、
人種の壁を乗り越えて同じ国民として結束するまでを
実話を元に描いたドラマです。
今回の作品は、
イーストウッド監督の力量も去る事ながら、
主演のモーガン・フリーマンとマット・デイモンの二人の熱演が、
作品の成立に大きく貢献しているように感じました。
特にモーガン・フリーマンは完全なハマり役といった感じで、
マンデラの静かながらも溢れ出る情熱を見事に表現していました。
さらに、今回の作品のタイトルにもなった
“インビクタス”という詩の一節で
「私は我が運命の支配者、我が魂の指揮官なのだ」
という言葉が度々出てくるのですが、
その言葉がこの作品の“もう一つのテーマ”を暗示しているようで、
物語に更なる深みを与えていました。
そして、今回もラストに大きな感動が待ち受けていました。
少し語弊があるかもしれませんが、
この感動は
単にチームの優勝という試合における結果からくるものではなく、
国民全体が一つになった瞬間が見事に描かれ、
また、それを全身で感じるマンデラがそこに居たからです。
さらにこの作品では、
劇中で人が死ぬような悲劇的な表現は用いず、
それによって、
非常に清々しい“希望”という感動を与えてくれました。
最後になりますが、
今作でもイーストウッド監督は、
観る者に非常に質の高い感動を与えてくれました。
映画好きの方にオススメするのはもちろんのこと、
今年に入ってまだ映画を観ていないような人も
是非、『インビクタス/負けざる者たち』を
今年の一本目の映画にいかがでしょうか。
アクションも恋愛もサスペンスもありませんが、
きっと期待以上の満足を得られるはずです。
さて、真面目モードも疲れたんで、
そろそろバイトに備えて寝まふ。
おやスミス