来年2024年、日本のGDPは4兆ドルを下回ると予想される。その原因はかつてないほど急激に進んだ超円安だ。ドル換算だと、どうしても円換算の総生産は低く評価されてしまう。その結果、日本はドイツに抜かれて世界4位、場合によってはインドに抜かれて世界5位に転落することが見込まれるのだ。
世界第3位の経済大国日本、その地位を失うのはショッキングな出来事かも知れない。しかし実際には過去30年、日本経済に復興の風が吹くことは決してなかった。けれど今、米中対立の影響で半世紀に一度の大成長チャンスが巡って来たのだ。絶望の3位より希望の5位を胸に刻み、日本の明日を楽しみにしようではないか。きっと子供たちが見る世界はもっと輝かしい。