日本企業の投資力とアニメ産業について | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

日本経済が失速した原因は、投資力にあると言われている。既存の大企業の実質的な運営権を握っているのは70代、80代のオーナーであり、40代、50代の資本家が極端に少ない。ゆえに新規の産業に対し、企業全体の投資意欲が低いのである。

 

それが最も顕著に表れているのが、アニメ産業である。現在、アニメ制作会社の主たる収益源は円盤売上となっているが、これでは作品を客に手売りしているのと同じ状態であり、情報媒体が全く意味を成していない。本来ならば人気作品は優良な広告塔となるべきなのに、それに投資しようという企業が一向に現れないのだ。だからアニメの第二期決定に視聴者の賛否が反映されず、常に制作会社の命運次第になってしまうのではないか。