宇宙は無限にループしている、宇宙論にはそんな仮説がある。宇宙はビッグバンによって1点から膨張しビッグクランチによって1点に収縮する、また1点から膨張し1点に収縮する、それが悠久の時の中で延々と繰り返されていると言うのだ。
では宇宙が無限にループしているのなら、今の宇宙、次の宇宙はそれぞれ何回目になるのだろうか。今が無限回目で次が無限+1回目になるのか。あるいは次が無限回目で今が無限-1回目になるのか。いずれにしても無限大±有限値、そのような奇妙な値が数学的に許容されるのか、何とも気になるのである。