韓国の迷走・暴走が止まらない。
昨年12月の韓国駆逐艦による自衛隊機へのレーダー照射に加え、韓国政府は現在「徴用工問題」を引き合いに出し日本企業の韓国内の特許差し押さえ手続きを進めている。
そして韓国が噛みついた相手は日本だけではない。韓国・文在寅大統領は11月に欧州を歴訪。北朝鮮の養護を訴え、朝鮮半島の非核化問題においてアメリカを孤立化させようと画策した。もちろんそのような訴えに各国が応じるはずもなく、ただアメリカをカンカンに激怒させるだけに終わった。
では、日本・アメリカに喧嘩を売って韓国に一体どのようなメリットがあるのだろうか。
日米が韓国に”お仕置きを据える”のに、軍事行使はおろか経済制裁すら必要ない。韓国が開かれた市場としての信用を失い民間レベルで日米企業が韓国から一斉に撤退するだけで、韓国は資本が海外流出、瞬く間に経済が干上がり破綻する。つまり文在寅政権にとって、反日反米は1ミリも国益に繋がらないのだ。
ならばなぜ韓国は、自分たちの首を絞めてまで反日政策を展開するのだろうか。その行動動機は一体どこから来るのだろうか。俺の脳裏に浮かんだのは古代ローマ帝国の「パンと見世物」である。
古代ローマ帝国は国民の目を政治から反らすために、「パンと見世物」を国民に提供した。”パン”とは明日の食糧、そして”見世物”とは拳闘士どうしの殺し合い、あるいは人間を猛獣に襲わせるショーである。これにより、国民の目を欺いた「衆愚政治」を確立させたのである。
それと同じことが今の韓国にも言える。国民の反日感情を煽りに煽り、日本をボロクソに叩いてみせる。恐らくそれは民意を政治から反らすための国を挙げたエンターテイメントなのだろう。
なるほど、確かにそれは例えばサッカー日韓戦なんかよりも遥かにエキサイティングだ。しかし韓国国民は、その先に待っている国家破綻の危機に気づいているのだろうか。