もし家に猫がいたら、Gちゃんを確実に仕留めるのだろうか!? | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

食事中の方は本当にごめんなさい。

最近俺の家の台所に、とうとうGちゃんが出没するようになった。そんな訳で俺は夜な夜な、雑誌を丸めてGちゃんと格闘している。

「去年までは蚊と戦っていればそれで平穏だったのに、今年からGちゃんにグレードアップとか、スライムがいきなり中ボスになった気分だぜ。するとさしずめラスボスはネズミか」。

しかし30も半ばを過ぎた俺の老躯では、とても1発や2発でGちゃんの神速を捕らえられない。仮にヤツラが人間サイズだったら、その走行速度は時速270kmと来たもんだ。

そしてふと思った。「もし家に猫がいたら、Gちゃんを確実に仕留めるのだろうか?」

猫は例えば犬などとは比較にならないほど俊敏だ。まして人間など論外も甚だしい。何せネコ科といえば、あのライオンやトラの系譜である。

恐らく猫であれば、俺があれほど苦労して追いかけているGちゃんを余裕の1撃で捕えてしまうだろう。

しかし、想像してみてほしい。もし自分が愛玩している猫が、Gちゃんの死骸をむさぼっている現場を目撃してしまったら。

俺にはとてもそれ以上の愛情を注ぐ自信がない。だから猫は飼わない。