中学の体育のバスケでチームの全得点を一人で挙げたら、女子に告白されたガリ勉な俺!! | まきしま日記~イルカは空想家~

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ちゃんと自分にお疲れさま。

遠い遠い昔、もう数世紀も前の中学時代。記憶違いでなければ俺は勉強が出来た。それも学年で1位2位を争うレベルでだ。従って俺はガリ勉属性であった。

世の中の人はガリ勉に対し、変な先入観を抱いている。「ガリ勉は皆運動音痴だ」。

心外至極と思いきや、どうしてなかなかこれがオイシイ。なぜならちょっと運動神経の片鱗を見せるだけで、そこにギャップ萌えが生じるからである。


さて中2の時、体育で男女混合バスケをしたことがあった。1チーム男女混合で5人。そしてリーグ戦でもトーナメントでもなく、ランダムに当たった2チームと試合をするのだ。

俺のチームは俺と男子がもう一人、そして同級生のA子を含む女子が3人。A子が言った、「このチーム弱っ、絶対勝てないじゃん」。

まきしまカッティーン。勝てないと、このまきしまさんを擁していながら戦う前から勝てないと。俺がいい言葉を教えてやる。「まきしまの辞書に敗北の文字はない」。

いざ試合開始、結果は2戦2勝。そして俺がチームの全得点を一人で挙げた。どや見たか、ガリ勉ナメるな。


それから1週間後。俺はA子に呼び出され、告白された。確かにA子は可愛い。そして俺好みでもある。まさに願ったり叶ったりの素晴らしい申し出だ。

だが断る。なぜなら俺にとって、男女交際なんかより受験勉強の方が遥かに大事だったからだ。もう一度言う、ガリ勉ナメるな。