頼むからやめてほしい、アニメ作品の実写映画化。興行的にもその他あらゆる意味でも、十中八九大失敗に終わる。例えば３部作合わせて興収120億円、大ヒットを収めた2011年～2014年公開佐藤健主演『るろうに剣心』シリーズ。それでさえ、テレビ放送で観た俺の個人的感想は「まあギリギリ見られないこともない」、それ以上でも以下でもない。
そんなアニメの実写映画化であるが、近年最も物議をかもした作品といえば、2014年公開小栗旬主演『ルパン三世』であろう。ちなみに俺は観ていないが、ネット上ではまさに賛否吹き荒れる大論争となった。「これはこれで面白かった」という支持派と「原作に対する冒涜だ」という不支持派が真っ向から激突。そして支持派は言い放った、「実際に観てもいないヤツがグダグダ言うな。いっぺん観てからものを言え」。
ならば俺から言わせてもらおう、「観る気自体微塵も起きん、それが感想の全てだ」。