最近、やたらと走る夢を見る。それもただやみくもに走るのではない、陸上競技として走るのだ。先日見た夢では、中学時代一番足が速かった級友と100ｍ走で勝負、僅差で敗れるも11秒21という、パンピーレベルでは大いに自慢できるタイムをマークした。
ちなみに俺は、100ｍ走のタイムを測ったことがない。例えば高校時代、もし測っていたら俺はどれくらいのタイムで100ｍを走れたのだろうか。俺の50ｍ走のタイムは6秒8である。これを単純に２倍したら13秒6だ。しかし一般的に100ｍ走では、前半の50ｍより後半の50ｍの方が足が伸びる。恐らく俺の100ｍ走のタイムは13秒台前半、あるいは専門的にトレーニングを受けていたら12秒台も狙えたかも知れない。もちろんその程度のタイムでは、仮に陸上部だったら話にもならないだろう。しかし例えば体育祭でなら喝采を浴びていたかも知れない。そんな“たられば”を、ついつい懐古とともに妄想してしまうのだ。
それにしても思う。夢に見てしまうほど、俺は学生時代にスポーツがしたかったのか。思えば中高時代、俺は受験勉強ばかりに打ち込み部活もまともにして来なかった。もし叶うなら今からでも走り込んで体を作り、友人を22人集めてフルコートでサッカーがしたいものだ。