2月24日
珍しく妹が父に差し入れをしてくれた
日々食欲が出てきて
私が届けた差し入れが
残りわずかになったから
たまには私が持って行くね
と、差し入れを買って来てくれた
色々食べられるようになったから
バナナに生クリームをかけてみよう!
バナナ
生クリーム
リポD
明日から食べられるね
お姉ちゃんのが終わったら食べてね
と言う妹に、父は
差し入れそっちのけで
いつになったら
家に帰れるのかと
何度も聞いてきたらしい
返答に困った妹は
暖かくなったら帰ろうね
と軽く受け流してくれた
その日の夕方
仕事で疲れてしまった私は
今日は父のところに寄らずに帰ろうかな?
2週間休まず通ったから
1日くらい休んでも大丈夫かな?
そう思ってみたが
そんな時に限って
何かあると嫌だから
いつも通り施設に向かった
父はよく眠っているようだったが
声をかけると返事をしてくれた
いくつか言葉を交わしたが
またよく寝入ってしまったので
いつもより早く父の部屋を出た
これが私と父の
最期の会話となってしまった
・・・
翌日の午後
制服のポケットで携帯が鳴った
2月に入って
3回目の呼び出しだった
呼吸が浅いです
すぐに来て下さい
間に合わない気がした
近くに住む妹が
なんとか間に合ってくれたらと
祈りながら向かった
・・・
私が父の部屋に駆け込んだ時
妹の目は真っ赤だった
父の顔は
今まで見たことのない色に変わっていた
間に合わなかった
頬もおでこも
肩も腕も
父の体はまだ
どこを触っても温かかった
でも残酷なことに
もうすでに呼吸は止まっていた
妹も間に合わなかったらしい
息をしていない父に妹が
うちに帰ろうねと言うと
父は右の目から涙を流したという
妹からの差し入れを
ひとつも口に入れないまま
父は逝ってしまった
うちに帰りたかったんだね
生きているうちに
叶えてあげられなかったけど
やっと一緒にうちに帰れるね
・・・
その日は
午後お風呂に入れてもらって
キレイになり
とろける水ようかんと
トロミをつけたカルピスソーダを
美味しそうに口にしたらしい
そしてわずか2時間後に
眠るように
帰らぬ人となってしまった
・・・
笑ったり泣いたり
美味しそうに食べたり
おしゃべりが止まらなかったり
何回も手を握ってきたり
孫の頭をナデナデしたり
動画の孫に話しかけたり
昔の俳優の名前を叫んだり
看取りと言われながらも
2週間いろんな姿を見せてくれて
このまま
また元気になるんじゃないかと
期待までさせてくれた父
最後まで家族に元気をくれて
苦しまずに静かに逝きました
本当に眠るように息を引き取りました
・・・
家族葬で父を見送って
初七日が過ぎました
和室に置かれている父に
毎日話しかけているはるちゃん
じーちゃんがうちに帰って来たね
次の法要まで毎日一緒に過ごせるから
きっと寂しくないね
まだまだ
やらなくてはいけないことが
たくさんあるから
それまでは
思い出を振り返らずに
頑張ろうと思います
泣くとはるちゃんが心配するから・・
・・・
ブログ訪問
ありがとうございます
はるママより
私もはるちゃんも
おじーちゃんが大好きでした
