今、お腹の子がしゃっくりしております。
昨日、日課の床ふき、トイレ掃除を終えた後、急に身体がきつくなり、バタン・・・。
お灸をしたら、前駆陣痛がきて生理痛のような鈍痛が続きました。
このままお産に進むかなぁ、とドキドキ。
伊豆大島の夫に「行く準備しといて」と連絡しました。
夕方からお風呂にはいってゆったり過ごしているといつの間にか鈍痛が沈静化。
予定日まで一週間だったので、ちょっとほっとしています。
でも、もういつお産がきてもおかしくないステージに入ったかと子どもと気合を入れているところです。
ふんが~!いつきてもいいど~!
残すところ後2回となりました、妊娠体験談シリーズ第5回です。
その5
産み方
妊婦教室のビデオでも、家庭科の時間のビデオでも、ドラマでも、見たことのある方も多いと思いますが、お産のスタイルは通常、分娩台に乗って支えをつかんで「ひっひっふ~」「うーん」ってイメージだと思います。(下手な表現でごめんなさい。)
私もずっとそれが当然で、他のスタイル産むなんて選択肢はないものだと思っていました。
おそらく、そのまま東京の病院に通っていたら、何の疑問もなく分娩台に乗って出産していたと思うのですが、
友達から紹介してもらった本を読んだり、助産院での指導の中で、分娩台での出産が普通ではない、という考え方に変わりました。
戦前、戦中は「お産婆さん」と呼ばれる今の助産師さんが地域にはたくさんいて(私の曾祖母も両方お産婆さんでした。)、自宅で出産するのが普通だったそうです。
戦後、日本の敗戦、アメリカの戦略により、産婦人科医療にも西洋医学いわゆる「先進医療技術」が入ってきました。
そのため、出産時の死亡率が低下し、より安全に子どもが産まれるようになったそうです。
たとえば、前置胎盤といって子宮口をふさぐところに胎盤がつく場合、帝王切開でしか子どもの命は助からないと言われていますが、帝王切開の技術により、子どもを安全に取り出せることができるようになったり、と色々な恩恵を受けています。
一方で、医師による出産に切り替わって、出産がよりコントロールされるようになりました。
出産というのはいつやってくるのか天のみぞ知るもので、私たちはそれにあわせなくてはなりません。
そして私たちの身体は月の満ち欠けにも影響していると言われ、大体産気づくのは夜中なんだそうです。
また、満月や新月に合わせて出産が増えます。
お産婆さんが取り上げていた時は、母子の身体の波に合わせて母子が自然に分娩に進めるようなケアをしていましたが、医師による出産では、促進剤を用いて夜中の分娩を避けたり、病院側や家族の都合のいい日や時間に合わせるような分娩を行うことも出来ます。
聞いたことがあるのは、医者が明日ゴルフだから、今日産まれるようにしましょう、というような話だったり、旦那が立ち会えるように週末に合わせて出産したい、というような話。
そうやって無理に赤ちゃんを外に出そうとすると、そこから自然の波が乱れ、産まれた時から自然との調和が取れなくなってしまうそう。見えない力なので重要視されていませんが、もしかしたら現代の「キレル」や「うつ」「落ち着きのない」と関係しているかもしれないという人もいます。
また、分娩時間を短くするために会陰切開といって産道の入り口をはさみで切ります。初産の7~8割くらい行われているという話も。時間をほんの少し多くかければ、切開せずに産まれることだって出来る(産婦の意思で切らなくて良いこともあるそうです。)のに、これもひとつのコントロールです。
そして、産み方。
本来、人間が本能的にとるお産のスタイルは私たちが想像するような仰向けではないそうです。
なぜならば、骨盤から子宮口、産道にかけて赤ちゃんが出てくる道は、上を向いているからです。
仰向けのスタイルは重力に逆らって産まれることになり、赤ちゃんが出にくい形です。
重力に沿って出てくるならば、四つんばいや身体を前に向けていきむのが自然のスタイル。
自然に仁王立ちに立って産んだお母さんもいるんだとか。
何で今は分娩台で仰向けで産むかというと、西洋医学では異常が起きたときのために医師が処置をするのに一番適しているスタイルが分娩台に乗った仰向けスタイルだということです。
医師が分娩状況をチェックするのにも高い分娩台の仰向けスタイルはチェックがしやすい。
つまり、医師の都合によって仰向けのスタイルが入ってきたそうです。
西洋でも伝統的には仰向けスタイルが主流ではなかったのですが、医師による医療介入が進んでから分娩台スタイルが確立していったとのこと。
戦後、昭和の時代は「アメリカのやり方」が正しいとされ、色んな新しいお産スタイルが導入され当たり前になっていきました。(ゲゲ○の女房でも昭和30~40年代の育児方法が象徴的に描かれています。)
そして病院での出産が正しいやり方として浸透し、お産婆さんが消滅していきました。
私が産まれた助産院は昭和57年までなんとか生き残りましたが、私が最後の分娩で出産後すぐになくなりました。
このようなコントロールせざるを得ない状況をどう考えるかは人によって考え方が違うと思います。
西洋医学によって死亡率が減ったのは事実ですし、何が正しいのかというのは私も良く分かりません。
育児方法も時代によって常識がどんどん変わっているので、育児書をとってもそれぞれ言っていることが違う。
出産、育児はまだ未知の領域なのかもしれませんし、「これ」といったひとつの答えがないものなのかもしれません。
現在、病院でも考え方は変わってきていると聞きます。
自分の希望する体勢で産むことも可能な病院もあるそうです。
「自然に産みたい」
そう願うお母さんは多いと思いますが、何が自然なのかは人によって定義が違いますし、東京の病院の「自然分娩」は私の考える自然分娩とぜんぜん違うものでしたし、まずは自分がどんなお産をしたいのか、先生としっかりコミュニケーションを取ることが大切です。
そして、「自然」に産みたくてもやっぱり帝王切開しなくてはならない状況もあったり、医療介入をしないと母子共に死の危険にさらされることもあります。
そうなったらそうなったで状況を受け入れることも「自然」なお産だと私は思います。
今は助産院も病院と提携していて、危険な状況になったらすぐに搬送してもらったり、病院の中に助産院を構えている病院があったりと多種多様な状況に対応できるところが増えてきています。
これからお産を考えてらっしゃる方はぜひ自分のやりたいお産を考え、それにあった産院を探されてください。
知り合いのママさんは1人目と2人目で産院を変えて、お産が100倍違った(2人目のお産がとても良かった)とおっしゃってました。そのくらい、産院によってやり方が違うもののようですよ。
ちなみに・・・私は水中出産を希望しています。
水中だと陣痛が柔らいで、気持ちよいんだとか。また浮力によって子どもが産まれやすいんだとか・・・。
いつもお風呂でぼこぼこ動く赤ちゃんのことだから、その勢いでつるっと産まれてくれることを祈っています。
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体調もいよいよラストスパートって感じになってきましたので、次回でこのシリーズ最終回としまして産まれるまで休憩したいと思います。
産まれたらまたご報告します。(満月が明日なのでその2~3日後に一回波が来そうです。)
次回もお楽しみに。