(前記事の続き)

というわけで、

ドル円の為替レートが円安という悪い方に動いた場合を想定し、ドル円185円で試算してみた。

(現在155円)


未来の40年という長期で見れば、

200円を超える円安になってもおかしくない😰。


それは日本が他の自由資本主義の国々の中で競争していくにあたってハンディキャップを背負っているからだ

例えば雇用規制、成功者への重税


そして何より、

「出る杭を打つ」既得権益勢力と同調圧力に極めて弱い国民性


これらが大きな壁になっている。


雇用に関する規制と慣習を聞いて人事の同期にそう漏らすと同期はこう言った


「そうなんだよ。日本は雇用においては社会主義なんだよ」



自分の将来キャッシュフローでは円高に動いても、特に問題はない。

むしろ有利


なので

今持っている円資産について

「円高になるかも」などと欲張らず、

どんどんドルに変えておいた方が良さそうだ。


イギリスは、

「英国病」と呼ばれた長い不況の時代から、

サッチャーの登場によって大きく回復した。


サッチャーは、

景気を良くしたというより、

経済が回復できない構造そのものを壊した


具体的には、

労働組合の問題が、

民間企業の両手両足を縛り、

新規事業への挑戦や再投資を阻んでいたので圧倒的な反対を押し切り法律を変えていった


英国は劇的に回復していった



日本の場合は、

労働法と法を現代社会の慣習と文化で解釈した判例が立ちはだかる




こんな国の経済や通貨が将来にわたって強くなるのだろうか。


それは分からない。





現在155円のドルが円高になったとしても、

それでもいいと思っている。


買ったドルは、

消費するためのものだし(必要性)。

円高局面の“底値”でドルを買えるはずもない。




できれば日本に戻りたい気持ちもある。

ただし、一長一短で、

早い時期に帰ると「短所」の方が大きくなりそうだ。


自分も日本に戻っても不利にならない法律になっていれば日本に拠点をおいて出来るだけ消費して日本経済にも貢献出来るのだが残念だ



そう考えると、

生活費の安そうな他州への引っ越しは、

悪くないアイデアだと思う。


アイダホ州やユタ州はどうだろう。

気候はカリフォルニアより厳しいだろうが、

北部や南部ほどではなく、

比較的穏やかな印象がある。


もっとも、

ここまでの話は、

そこそこ健康であることが前提だ。


ここまで健康に生まれ、

育ててくれた親に感謝。

そして、

質素に生きる遺伝子をくれた先祖にも感謝。


何より、

ビビり体質というか、

危険に過剰に反応する「扁桃体」を持っているおかげで、

こうして事前に、

少なくとも思考を開始することができているのかもしれない。


これも、

親と先祖に感謝しないといけない。







週末は、

カリフォルニアからテキサスに引っ越した友人の息子が遊びに来てくれた








エリート街道をひた走る彼も、

アメリカ国籍を取得した。





……日本は、

今そんなに魅力がないのだろうか。