連続投稿失礼します。
こちらも、とある友人に相談した話。
話はだいぶ飛び、今年のことです。
先ほどの記事と関連性がある気がするので先に書きます。
私は大学生となり、先ほどの記事の親友とは同じ大学には進んだものの、学部が異なり、実際に会うことも、LINEをすることもすごく稀になりました。
この頃、私は中学2年の頃から親しくしていた友人が同じ学部だったこともあり、毎日よく一緒にいて、かなり信頼していたのですが。
私が不意に言った言葉から質問を受け、このことが虐待のことを話すきっかけとなりました。
時間も経っており、自分の中でだいぶ気持ちに余裕も出来ていたことから、前回に比べれば、随分と警戒心も薄れていたように思います。
けれど、いざ話すとなれば、やはり緊張してしまいました。
この時も一度目と同じようにLINEを使っての説明だったのですが、心臓がバクバクと動き、冷や汗が止まらず、手の震えもあったと記憶しています。
彼女も驚いたようで、話すことを強制しない、言えることだけ言ってくれたらいい、と恐る恐るといった感じで質問をしてきており、私が一通りの説明を終えると、まるで自分のことのように怒りを露わにしてくれていました。
そういうので私のことを見る目が変わるわけがない、と言い切ってくれました。
けれど。
この後、彼女の書いた言葉が私の胸に突き刺さりました。
「なんもできなかっただろうけど、もっと早くに話してほしかったです…過ぎてから無力を思い知らされるほど辛いことは無いよ…」
これが、彼女の本心だったことは分かっています。
でも、無理だった。
言えるはずないでしょ、ってこの時おもわず怒りの感情が先走ってしまいました。
貴方も辛いかもしれない。こんな話をして申し訳ないとは思っている。
でも、一番辛いのは私で、無力を感じたのも私で、話せない辛さをずっと抱えて、友人さえも疑ってしまっている辛さと孤独を耐えていた私の気持ちが貴方に分かるの?!って。
その後のやり取りです。
私「見る目変わらないって信じてたけどさ、内容が無いようだし、自分自身嫌悪感を感じてないし、これって虐待?誰かに言うべき?でももう終わった話だよ?っていうのが本音だから他人に相談するっていう発想がなくて…」
友人「こっちこそ無理やり聞くような真似してごめん。けどこれから話してほしいもんですよ、それがどうであろうと…」
友人「自分の考えを机上の卓論で語るなんてそれは違うだろうしなんの気の利いたことなんて言えないだろうけど、偉そうにごめん」
私「いやいや、今は別にそんなに隠す気もないし、聞かれたら答えるつもりだったからいいんだけど…」
友人「その時ちゃんといってくれなかったあなたにも怒ってるんですよ!」
どうして私が怒られなきゃいけないの。
正直、そう思いました。
私が友人の立場なら、確かに1人で抱え込まずに話してほしかった、貴方を嫌うはずがないでしょって言ってしまうかもしれない。
特に、暴行の痕が見られるようなものでもないから、話さなきゃ本当に他人には分かってもらえないのだから。
でも、強制されていることが耐えられなかった。
怒られている意味が分からなかった。
その時に言える状態であれば、その時既に友人だった彼女には相談していたと思う。
私だって、誰かに相談したかった。
誰かに話を聞いて大丈夫だと言ってほしかった。
それでも言えなくて、いっぱいいっぱいいっぱい悩んで、苦しんで、乗り越えて、今やっとこうやってあなたにも話しているのに。
どうして私が責められているんだろう。
そんな気持ちでいっぱいになりました。
だから。
悩みの相談を受けた人たちに言いたいのです。
けして、その人のことを否定しないでください。
誰にも言えなかった悩みを打ち明けるのは、その人にとってすごくすごく勇気がいることです。
何度も相談したいと考えて、でも怖くて、挫けて、それでも誰かに救ってほしくて。
貴方がその人にすごくすごく信頼されているから、悩みの相談を受けているのだと自覚してください。
そして、その人の心が、貴方の一挙一動で簡単に壊れてしまうことを分かっていてください。
相談している人の心は、普通の人よりも何倍も繊細で、傷つきやすくなっています。
普段ならスルーするような何気ない一言も、簡単に心を傷つける刃になってしまいます。
私は、とにかく相談した相手に、私のことを肯定してほしかった。
辛かったね、もう大丈夫なの?、相談してくれてありがとう、とても幼稚で安易ですが、そんな言葉が欲しかったのかもしれません。
相談している側の人は、とにかく自分が悪いのだ、と否定的な言葉をたくさん並べ、とにかく自己嫌悪に走っているかもしれません。
けれど、それに一つ一つ、そうではない、貴方は悪くない、と言ってあげて欲しいのです。
すごく面倒くさいかもしれません。
でも、そう言ってもらえることが、その人にとっては何よりも嬉しいはずです。
どうか、話す側の人の意思をくみ取り、途中で会話を遮ったりせず、聞いてあげてください。
そして、励ましてあげてください。
もう一度、心を閉ざしてしまわないように、どうか、お願いいたします。